kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

「私が嫌いな10の人びと」中島義道

哲学博士中島義道さんのエッセイ。非常に読みやすく内容がしっかり伝わってくるのが素晴らしい。あげている10タイプの人びとは誰がどう考えてもぶん殴りたくなるようなクソ人間ではなく、一見善人だけど無自覚で思慮が浅く同調圧力をもって人を裁くような人…

「大陸のパズル」それ以染に

CD

日本のロックバンドそれ以染にのアルバム。イベントで共演したのですが、すごくいいバンドでした。がっつりオルタナ感があるのに独自性が高い。オルタナのバンドはオルタナですよっ!という音の使い方や音色に偏ることがある。それはそれで非常にいいのです…

「Hollow Knight (Original Soundtrack)」」Christopher Larkin

CD

ダークファンタジーアクションゲーム、ホロウナイトのオリジナルサウンドトラック。ゲーム自体のレビューでも書きましたが音楽が本当にいい。ジャンルでいえば、アンビエント、エレクトロニカ、ネオクラシカルなどにあたると思います。これが実に素晴らしい…

「流されたくて流されているの」テコの原理

CD

日本のロックバンド、テコの原理4枚目の音源。5曲入り21分という長さなのでe.p.という感じ。相変わらずグルパリくんのメロディセンスが光りまくりの1枚。歌のビブラートは昔より控えめ。そして歌の深みはどんどん増していく。特に最後の曲である春夏秋冬はこ…

「Komachi」Meitei

CD

日本のアンビエントアーティストMeiteiさんの音源。エレクトロ寄りのアンビエント、いや、むしろアンビエント感の強いエレクトロといった方がしっくりくるかもしれません。和風の音階を使っているわけではありませんが日本的な雰囲気がすごくあります。この…

「相違/現在地」秋元修

CD

ジャズドラマー秋元修さんのソロ音源。ソロ音源といってもドラムソロとかではなくギター、トランペットなどKleheのメンバーが担当している。ゲストボーカルがある曲も。それも凄くいい。アルバムの統一を壊さない素晴らしさ。ジャズインプロバンド(といって…

「Default Standard」Incapacitants

CD

バキバキでストレートなノイズ。これぞ、という感じです。脳が振動するような、そういう音。下で響かせるタイプではなく、切り裂くようなサウンド。あまり説明できません。雑な言い方をすれば、オルタナバンドのライブの最後の一番荒々しい部分を集中拡大し…

「別のしかたで ツイッター哲学」千葉雅也

哲学博士千葉雅也さんの著作。千葉さんがTwitterに投稿したツイートをタイトルをつけ並べ直したもの。たわいのないようなツイートから、なるほどと思わせるツイート、しっかりとした内容のツイートまで様々なものが、読む側からすれば見えない法則にのっとっ…

「道徳の系譜」ニーチェ

哲学者ニーチェによる思想書。名著「ツァラトゥストラはかく語りき」よりもニーチェの思想に触れやすいと感じました。ツァラトゥストラはかなり文学寄りな著作であり、ただ読んだだけではあまりニーチェの思想を掴むことはできませんでした。こちらは割と伝…

「SHIROBAKO 劇場版」水島努

アニメ制作を題材にしたTVアニメ作品SHIROBAKOの劇場作品。アニメ制作の大変さと、それと引き換えに得られる感動を描いている。一応TVアニメシリーズを観てなくても楽しめる内容ではありますが続きの話なので、TVシリーズを観てない人にはいろいろわからない…

「日本の農と食を学ぶ」農文協

日本農業検定3級対応のテキスト。農業と食に関する常識的なことが書いてある。日本農業検定を受けるつもりなら安いので買って損はない。 私は農業技術検定を受けて見ようと思っていたのに誤って購入してしまった。購入したのでとりあえずすべて読んでみた。…

「ホロウナイト」team cherry

オーストラリアのteam cherryが開発したインディーゲーム。ジャンルはメトロイドヴァニアと呼ばれる探索型2Dアクション。ジャケットの絵柄、トレイラー映像の美しさ、そして、安さに惹かれてダウンロード購入。傑作と名高い作品だったことを後で知る。 まず…

「Bodysong.」Johnny Greenwood

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Radioheadのギタリスト、Johnny Greenwoodのソロ音源。映画のサントラとして作られた作品。これがほんとに素晴らしい。Radioheadのテイストでありつつ、ネオクラシカルやエクスペリメンタルの雰囲気を色濃く纏った聴きやすくも深みがある名盤。インスト楽曲…

「レヴィナス 何のために生きるか」小泉義之

哲学者レヴィナスの思想の入門書的な本。レヴィナスに興味を持つきっかけになる。割と分かりやすくて入門にうってつけではないでしょうか。 以下、メモ。 倦怠、怠惰に陥った人間は実存そのものに疲れている。 無意味で目的もない生を生きなくてはいけないと…

「Bay Of Rainbows」Jakob Bro

CD

Jakob Broのライブ音源。ギター、ベース、ドラムのトリオ編成。アンビエントなギタージャズ。Jakob Broの魅力が以前聴いたスタジオ音源より更にわかりやすく伝わる最高の音源。曲も演奏も素晴らしい。音の運びも素晴らしく余計な音がない。意識にひっかかる…

「リング」中田秀夫

ジャパニーズホラーの傑作。そして、私のトラウマ作品。小学生の時に居間で母親が観ていて、チラッと見えた何かが本当に気持ち悪かった。絶対観ないと思っていたのですが家人が勝手に流したので一緒に見てしまった。嫌だなぁと思いながらも観てみると本当に…

「メイドインアビス-深き魂の黎明-」小島正幸

TVアニメシリーズ、メイドインアビスの劇場版。原作はつくしあきひと。かわいいポップな絵柄ではあるが公開前にpg12からr15になった割とエグみのある作品。といっても、グロには重きを置いていない。普通に内容が面白い。本作は映画ではありますが内容が本筋…

「自由の哲学」ルドルフ・シュタイナー

ルドルフ・シュタイナーの自由についての書。やはり難しい。自由意志の問題、一元論の問題、思考や知覚の問題。シュタイナーを読むには哲学をある程度知ってなくてはいけないと感じた。素朴実在論→観念論→その先、という流れがあるとしたら、自分はその先を…

「無[Ⅰ] 神の革命」福岡正信

自然農法家、福岡正信さんの思想書。農家の著作と思われるかと思うがしっかりとした思想家の著作である。 主張されていることを大きくまとめると、 ・無知の自覚(人知の否定) ・分別及び価値判断の否定 ・不可逆的文明の否定 である。 中でも分別及び価値判…

「りとる・けいおす」涼川りん

涼川りんさんの作品。完全版は全1巻。 かなり尖ったシュール系ギャグ漫画。画像の表紙の絵柄と中身の絵柄は全く違う。かなりデフォルメされたキュートでパンクな絵柄。内容も尖っている。ちょっと苺ましまろに近い雰囲気。もっと下品な感じ、いい意味で。た…

「どげせん」板垣恵介&RIN

全3巻。土下座の漫画。高圧的かつ攻撃的な土下座の極意を語る漫画。土下座はこんなにも強いのか、と驚く作品。そして、謎の説得力。あとは、突き抜けたくだらなさとそれに全力を尽くすようなアツさ。謝罪の極意を知るとともにあまりのアホらしさにテンション…

「変ゼミ」TAGRO

必読の全11巻。常識や偏見に捕われることなく他者や社会、そして何より自分自身に向き合うことの重要性と愉快さを教えてくれる名著。読みはじめはふざけているように思われるかもしれないが、本当に啓蒙書といってもいいくらい内容がいい。 変態について研究…

「 あなたにもできる 農業・起業のしくみ」神山安雄

以下、読んだときのメモと感想メモ。 2006年のもの。 ☆相談と情報収集 ・新規就農センターに相談 ・ふるさと回帰支援センターを見る ・まちむら交流きこうふるさとデータベースを見る ☆農業をはじめる道筋 情報収集 相談 見学体験 経営ビジョン 技術習得 資…

「おやすみなさい」テコの原理

CD

テコの原理の2枚目の音源。1枚目と比べてメロディと歌の深みがグッと強くなった印象。いや、もともといいのですが、この音源は全曲名曲といってよいのではないでしょうか?二曲目にギターのsexmanさんがメインボーカルをとる花模様が入っているのもすごくい…

「DONUT.」テコの原理

CD

テコの原理の最初の音源。ハッシュタグなど初期の名曲が収録された4曲入りの音源。このころはキーボードもいる。そして、それがなかなかよいのです。特筆すべきはやはりボーカルのグルパリくんの歌声とメロディセンス。エフェクトをかけたような特徴的な歌声…

「BALLADEERING」Jakob Bro

CD

デンマークのギタリストJakob Broの音源。基本的にはジャズなのですがアンビエントのような、静かなエレクトロニカのような、そんな雰囲気がある素晴らしい音源。他の楽器も素晴らしいのだけど何より浮遊感の強いギターが最高。たまに不穏な感じの音を入れて…

「This World of Dew」Aaron Shragge & Ben Monder

CD

ニューヨークのジャズギタリストBen Monderとトランペットや尺八を演奏しているAaron Shraggeのデュオ音源。Aaron Shraggeさんが日本語での情報が見つからないのでどんな方はあまりよくわからないけど、素晴らしい管楽器演奏者だということはわかる気がしま…

「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」いしいさや

前回記事の作品と近いものになってしまいますが、こちらもエホバの証人二世のいしいさやさんの半生を描いた作品。 こちらの作品は子供の頃からずっとエホバ二世として育ち、そこから離れるまで、そして、離れた直後の印象を描いたもの。こちらもやはり、信仰…

「カルト宗教信じてました」たもさん

親がエホバの証人に入り子供の頃からエホバの証人として生きてきた方のエッセイ漫画。子供の頃、親がエホバの証人に入ってから、本人がエホバの証人の信仰を捨てるまでの人生を描いた作品。 エホバの証人二世でエホバの証人を抜けるまでを描いた、いしいさや…

「夜分」冥丁

CD

日本のアンビエントアーティスト冥丁さんの音源。これは久しぶりにがっつりきました。実に心地いいサウンド。音色も旋律も大変聴き心地がいい。そしてアンビエントでありながらどこか日本的な趣がある。仄かに暗い雰囲気がたまらない。すごく気に入ったのに…