kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

「野菜つくりと施肥」伊達昇

施肥の基本を教えてくれる著作。施肥についての基本的な考え方から作物ごとの具体的な施肥方法まで載っている。施肥に困ったらこれを読むとよい。 以下、メモ。 ↓↓↓ 1.育て方について 葉の良し悪し 見分け方の図が載っている。 窒素過多は軟弱徒長を引き起こ…

「無[Ⅲ]自然農法」福岡正信

自然農法家、福岡正信さんの無シリーズ3巻。この巻は福岡正信さんの自然農法について一番具体的に書かれている。 果樹園の作り方、野菜の輪作について、米麦不耕起連続栽培についてなど。作物ごとの細かい栽培法などが載っているわけではないが自然農園の始…

「幸福について―人生論 」ショーペンハウアー

哲学者ショーペンハウアーの幸福について論じた著作。 ものすごく雑にまとめれば、幸福には精神的なあり方が重要であり、所有や名誉などは揺らぎやすく際限のない虚なものである、ということである。つまり、外的要因ではなく内的要因こそ重要である、という…

「これならできる! 自家採種コツのコツ」自然農法国際研究開発センター

自家採種の基本から実戦まで幅広くカバーした本。自家採種の基本的な部分や各品目の具体的な方法などがのっているのでかなり参考になる。完全な初心者には分かりづらい部分はあるかもしれないが基本的には初心者向き。自家採種に適した品種の名前なども載っ…

「農業技術検定<3級>テキスト」全国農業高等学校長協会

農業、畜産、林業などの基礎的な知識のテキスト。範囲は非常に広いので知らなかったことを知ることができた。実用性はあまりないと思うが、一般常識を知る意味では有用だと思う。改訂 日本農業技術検定(3級)テキスト―文部科学省新学習指導要領準拠メディア: …

「無[Ⅱ]無の哲学」福岡正信

自然農法家、福岡正信さんの書。福岡さんが哲学について論じたもの。ベースにある思想は無[Ⅰ]と同じものである。基本的な主張も同じものであるが、より哲学に踏み込んでいる。 この書から学ぶべきことは多い。その中でも一番感銘を受けたことは、先人の知恵…

「私が嫌いな10の人びと」中島義道

哲学博士中島義道さんのエッセイ。非常に読みやすく内容がしっかり伝わってくるのが素晴らしい。あげている10タイプの人びとは誰がどう考えてもぶん殴りたくなるようなクソ人間ではなく、一見善人だけど無自覚で思慮が浅く同調圧力をもって人を裁くような人…

「別のしかたで ツイッター哲学」千葉雅也

哲学博士千葉雅也さんの著作。千葉さんがTwitterに投稿したツイートをタイトルをつけ並べ直したもの。たわいのないようなツイートから、なるほどと思わせるツイート、しっかりとした内容のツイートまで様々なものが、読む側からすれば見えない法則にのっとっ…

「道徳の系譜」ニーチェ

哲学者ニーチェによる思想書。名著「ツァラトゥストラはかく語りき」よりもニーチェの思想に触れやすいと感じました。ツァラトゥストラはかなり文学寄りな著作であり、ただ読んだだけではあまりニーチェの思想を掴むことはできませんでした。こちらは割と伝…

「日本の農と食を学ぶ」農文協

日本農業検定3級対応のテキスト。農業と食に関する常識的なことが書いてある。日本農業検定を受けるつもりなら安いので買って損はない。 私は農業技術検定を受けて見ようと思っていたのに誤って購入してしまった。購入したのでとりあえずすべて読んでみた。…

「レヴィナス 何のために生きるか」小泉義之

哲学者レヴィナスの思想の入門書的な本。レヴィナスに興味を持つきっかけになる。割と分かりやすくて入門にうってつけではないでしょうか。 以下、メモ。 倦怠、怠惰に陥った人間は実存そのものに疲れている。 無意味で目的もない生を生きなくてはいけないと…

「自由の哲学」ルドルフ・シュタイナー

ルドルフ・シュタイナーの自由についての書。やはり難しい。自由意志の問題、一元論の問題、思考や知覚の問題。シュタイナーを読むには哲学をある程度知ってなくてはいけないと感じた。素朴実在論→観念論→その先、という流れがあるとしたら、自分はその先を…

「無[Ⅰ] 神の革命」福岡正信

自然農法家、福岡正信さんの思想書。農家の著作と思われるかと思うがしっかりとした思想家の著作である。 主張されていることを大きくまとめると、 ・無知の自覚(人知の否定) ・分別及び価値判断の否定 ・不可逆的文明の否定 である。 中でも分別及び価値判…

「 あなたにもできる 農業・起業のしくみ」神山安雄

以下、読んだときのメモと感想メモ。 2006年のもの。 ☆相談と情報収集 ・新規就農センターに相談 ・ふるさと回帰支援センターを見る ・まちむら交流きこうふるさとデータベースを見る ☆農業をはじめる道筋 情報収集 相談 見学体験 経営ビジョン 技術習得 資…

「川口由一 自然農」川口由一

川口由一さんの自然農の概要と作業についての本。 第一章は、川口さんの ・耕さない ・農薬、肥料を持ち込まない ・草や虫を敵にしない の自然農三原則についての説明があり、その次に川口さんが開いた農業塾についてとよくある質問に答えるという内容がくる…

「死後はどうなるの?」アルボムッレ・スマナサーラ

スリランカ上座仏教長老の一般民衆向けの講演のような本。死後の話、というより仏教の話。テーマも死後に限られてはいない。これがかなりわかりやすい。なおかつ内容もしっかりしている。 一番重要なポイントとしては、無常を悟り、輪廻転生は苦しみに満ちて…

「農家が教える自然農法」農文協

月刊雑誌、現代農業の自然農法に関する記事を集めてカテゴライズしたもの。自然農法のメソッドなどが体系的にまとめられているようなものではなく、実例を、無施肥、無農薬、草生、不耕起、自家採種の五つのパートに分けて紹介する。自然農法の入り口として…

「生きるのも死ぬのもイヤなきみへ」中島義道

哲学者、中島義道さんの対話形式の本。これほどまでに「自分の死」について迫った本があるでしょうか。自分が子供の頃から抱いてきた、どうせ死んでしまうのに生きるのは虚しい、という大問題に目を背けることなく向き合っている。また、自分だけでなく人間…

「もうおうちへかえりましょう」穂村弘

歌人、穂村弘さんのエッセイ集。穂村さんの気取らない雰囲気とひねりの効いた言葉が混じり合い独特の穂村弘色を出している。日常の美しさをなんとなく思い出させてくれる。かっこわるいことのかっこよさをはっきり感じさせてくれる、なんというか日本のパン…

「道元とシュタイナー」塚田幸三

曹洞宗の開祖道元と神秘主義の学者ルドルフ・シュタイナーの思想について述べた本。道元とシュタイナーの思想を大まかに確認しつつ比較し、その共通点をみることで道元とシュタイナーをより深く理解できるというもの。 内容はかなりアカデミックなもので、何…

「東大助手物語」中島義道

哲学博士、中島義道さんの東大助手時代を語るエッセイ。東大助手時代の過酷な日々、助教授の職を得るまでを綴っている。大学や研究職についての実際が中島さんの視点で記されている。人は主観を離れることはできないので、あくまで中島さんから見た世界かも…

「もしもし、運命の人ですか。」穂村弘

歌人穂村弘さんのエッセイ。テーマは恋愛。気の弱い優しいダメな人、みたいな雰囲気が最高に素敵。他の作品もそうですが、なんとなくへなへなパンクスのような印象がある。今回は恋愛がテーマでガツガツグイグイしてないとこがすごくいい。無駄な詮索、過剰…

「現代の哲学」木田元

現代の哲学、とはいっても初刷が1991年なのでかなり前の著作。ハイデガー、メルロ=ポンティ、フロイトとかそのあたりを大まかに解説している。人間存在、身体問題、言語と社会、構造主義、現象学、そのあたりが扱っている内容。 読んだ感想としては、自分は…

「歎異抄を読む」早島鏡正

浄土真宗の開祖、親鸞の思想を弟子である唯円が著した書「歎異抄」の解説書。原文も載っているのでありがたい。 この本を読み、これまで抱いていた浄土真宗の印象が変わった。これまでは、どんな人でも救ってもらえる、それに対して感謝の念仏を唱える宗派、…

「ぐうたら農法」西村和雄

草生栽培、不耕起栽培、低投与型有機栽培をバランスよく使った"ぐうたら農法"についての本。ぐうたら農法とあるが、農薬や化学肥料に頼った現代の農業より圧倒的に手間暇がかかる。これは楽をするための農法ではなく、自然と共生し安心安全な美味しい野菜を…

「無むムと感じる!西田幾多郎」大澤正人

for beginnersシリーズと題された西田幾多郎の思想の概説書。大まかに西田幾多郎の思想がまとめられている。のだが!難解!西田幾多郎の思想が難解であるがゆえ解説すらよく理解できない、少なくとも私の頭脳では!ダメ学生ながらも大学大学院において西田幾…

「ニームは地球を救う」稲葉眞澄

インド、ビルマ原産とされているミラクルツリー"ニーム"を紹介する著作。農業だけではなく、その他の分野での利用法や効能なども紹介している。 以下、箇条書きにてまとめ ・ニームという植物は250種以上の虫を防ぐといわれている ・殺虫、防虫、土壌改善、…

「エゴイスト入門」中島義道

哲学者中島義道先生のエッセイ。このエッセイも中島さんらしさがしっかりでている。こちらは一つのテーマについて書かれた著作というよりは哲学にも触れるエッセイという感じです。何本かしっかり哲学的な内容のものもありますが基本的にはエッセイ。ただ何…

「農業で1000万円稼ぐ法」堀口博行

兼業農家の方の農業参入本。今まで読んだ中では一番普通のことが書いてある。なかなか攻めたタイトルだが中身は割と堅実で現実的な気がする。これまで読んだ本とは逆に、従来型の農法、農協利用型の内容。農機具や農業用車両についてなど具体的な話もあって…

「農業講座」ルドルフ・シュタイナー

ルドルフ・シュタイナーの農業に関する講義をまとめた著者。人智学をベースにしたバイオダイナミック農法について語られている。一般的にいえば、オカルトに近い内容かもしれないが、いまのパラダイムにとらわれず考えれば一読の価値、試してみる価値はある…