kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

「仏教の大意」鈴木大拙

日本の仏教学者、鈴木大拙の本。禅を中心に仏教のエッセンスが語られた本。入門書のような雰囲気もあるけど決してそうではない。いきなりこれを読んで理解できる人は多くはないと思う。 仏教、禅における非常に重要な部分が説明されているように思える。しか…

「フリーランス&個人事業主 確定申告でお金を残す!元国税調査官のウラ技」大村大次郎

確定申告に関する知識の本。 ここ1ヶ月ほどで7冊ほど確定申告に関する本を読んだけど、こちらかなりおすすめです。一番気になる部分をしっかり突いてくれている。元国税調査官だから言えることもあるのかもしれません。 いい意味でタイトルほどウラ技感はあ…

「はじめてでもできる 個人事業者・フリーランスの青色申告 」吉田信康

青色申告の手引書。大きくてイラストと文字でわかりやすく解説してくれていて丁寧な手引書。 とにかくわかりやすくという感じ。第一歩としての本なので、これまで読んだ本に比べるとあっさりしているという印象。 グレーな部分などには触れていない感じ。 安…

「超シンプルな青色申告、教えてもらいました!」藤原道夫/中山圭子

青色申告に関する本。ダウンロードできるエクセルファイルと対応している非常に良心的な書籍。 基本的には付属?のエクセルファイルに沿って説明が進んでいくし不明瞭な点もない。これに従えば青色申告はしっかりできそう! 経費についてなど微妙なところ(ち…

「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」大河内薫/若林杏樹

漫画と文章でわかりやすく税金、節税、青色申告、経費、保険、インボイスなどについて教えてくれる本。 今年から青色申告が始まるので、というか作業を進めていく中で手持ちの本だけでは疑問点がいろいろ残ったので、改めていろいろ買ってみた本の中の一つ。…

「シュタイナー入門」西平直

思想家ルドルフ・シュタイナーの思想に関する入門書。内容で著者も書いているように入門書の入門書という感じの内容。シュタイナーの思想の基礎を学ぶというよりは、入り口を知る感じ。どのような人か、どのような動きをしていたか、どのように捉えられてい…

「マイ仏教」みうらじゅん

みうらじゅん先生の仏教についての本。みうら先生らしい楽しくわかりやすくふざけているようで実はとても説得力のある内容。わたしが考える仏教のエッセンスと同じようなものを飽きることなく笑いながら得ることができる名著。誰でもわかる仏教みたいな本よ…

「野菜の垂直仕立て栽培」道法正徳

これまた以前投稿していなかったものです。 以下本文です。 道法正徳さんの垂直仕立てについての入門書。写真や図が多く、品目ごとの栽培法もあり非常にわかりやすい。 植物ホルモンの仕組みについて軽く説明されているがそこではなく実践についてが主な内容…

「思いやりという暴力」中島義道

これまた未公開の過去記事が出てきたので公開いたします。だいぶ前の記事になります。 以下本文です。 中島義道さんが日本における対話の欠如についてなど述べている本。 中島義道さんの著作は読むたびにいろいろな気付きをもらえる。 日本において言葉が軽…

「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」飲茶

格闘漫画バキの要素を取り入れた哲学の入門書の第二弾。今回は東洋思想を扱ったもの。前回同様、哲学者にバキ的なキャラ付けをしわかりやすく楽しく哲学を学べる素晴らしい著作。個人的には西洋編より驚きが大きかった。あまりの素晴らしさに。 本書は説明が…

「筆ペンからはじめる水墨画」小林東雲

水墨画の本。淡墨と濃墨の筆ペンがあればすごいものが描けるという指南書。とてもわかりやすく絵心がなくても希望が持てる。音楽同様、コピー、模写していくことで描けるようになる気がした。すごくわかりやすいがたまに「風景をざっとスケッチする」など絵…

「ベースフレーズ発想法」田熊健

ベースのフレーズを作る時、ほんとに何したらいいか分からずルートしか弾けないよー、と困ってる人におすすめ。もしくはテキトーに弾いてたけどちょっと理論含めて見直してみたいなという人に入り口としておすすめ。非常にわかりやすいしすぐ一冊終わるので…

「病害虫に効く自然農薬」学研

唐辛子やドクダミなど化学薬品を使わない自然農薬を紹介する本。焼酎や酢などは使用するが基本的に容易に作れるものを紹介している。また、使い方や効果だけでなく自然農薬そのものについても説明してくれるパッと見てすぐ使える素敵な本。いろいろ載ってい…

「史上最強の哲学入門」飲茶

格闘少年漫画バキの成分を取り入れて書かれた哲学の入門書。YouTubeで岡田斗司夫さんがすすめていたので購入し読んでみた。 確かにこれまで読んだいくつかの哲学入門書と大きく異なるものであった。書いてある内容や深さなどが異なるわけではなく入門書とし…

「きつねのはなし」森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女、四畳半神話体系などで有名な森見登美彦さんの小説。表題作のほか三篇が入っている。それぞれ独立しているが共通の設定が所々見受けられゆるく繋がっている感じ。森見作品は愉快な作品が多い印象があったがこちらは仄暗い。かなり仄暗い…

「ムーミン谷の彗星」トーベ・ヤンソン

フィンランドの童話。ムーミンシリーズの一作目。評判通りひっかかりと深みを感じる台詞が散りばめられている。彗星が去った後の海の描写が大変美しい。童話ゆえの読みづらさを感じさせる部分もあるがすらっと読める。非常事態において余裕を持って生きるこ…

「自然農法で楽しむ はじめての野菜づくり」学研ムック

とてもわかりやすい上に内容も非常に面白い良書。自然農法や自然栽培などをやりたい人は読んでみても良いのではと思います。特に、一般的な質問に、川口由一さん、徳野雅仁さん、木嶋利男さん、竹内孝功さんの4人の答えがそれぞれ載ってるのが面白い。それぞ…

「よくわかる農産物加工ガイド」真部孝明

農産物の加工に関する本。加工品を扱うために何をすべきかと具体的な商品例がのっている。具体的に重要なのは3点。 ・食品加工の申請に当たっては保健所に相談する。 •申請前に加工品の原料、包装形態、品名などの計画書を作成する。必要な施設とそのレイア…

「野菜の植え合わせベストプラン」竹内孝功

コンパニオンプランツについてわかりやすく楽しく学べる本。人物相関図のようにコンパニオンプランツが学べる。実践的な植え方の提案もある。なかなか複雑な植え方なので家庭菜園規模ならいいけどそれ以外では大変かも。品目ごとの育て方や植え方、特徴など…

「コンパニオンプランツの野菜づくり」木嶋利男

コンパニオンプランツの具体例がのっている素敵な本。植え付け例もわかりやすい。生育促進、空間利用、害虫忌避、病気予防などアイコンが分けてあるのもいい。コラムにある生やしておくといい雑草という部分がすごくいい。全体的にコンパニオンプランツにつ…

「自然農を生きる」沖津一陽

自然農を生業として実践し成立させている沖津一陽さんの著作。具体的なメソッドではなく姿勢について述べられている。自給に限定したり経営については語られなかったりということが多い自然農において、生業としての自然農について語る珍しい本。ただのフォ…

「実験」田中慎弥

田中慎弥さんの短編小説が3つ入った作品。小説を読むのはかなり久しぶりだったけどすごくよかった。 実験 メタ的な目線で人生を楽しむこともいいなと。内容で直接そういうことを描いているわけじゃないけどそう思った。日常の明るいけど暗い昼間の描写がす…

「 はじめての自然農で野菜づくり」川口由一

以前、こちらのブログで紹介した川口由一さん監修の「自然農」という本とほぼ同じ内容。以前紹介したものは完全版とついてるだけあって、こちらの本より詳しく自然農や川口さんについて知ることができる内容となっている。種まき期の一覧表がそちらにあった…

「堆肥の作り方・使い方」後藤逸男

堆肥の基本的な知識についての本。家庭菜園向けの堆肥についての本。堆肥の基本的な知識がのっている。終盤に緑肥の基本的な知識についても載っている。家庭菜園向けのメソッドはのってるけど農業のしてやるには規模感が少し違うかも。参考にはなります。 以…

「野菜の生育診断&回復ワザ」『やさい畑』菜園クラブ

図や写真などを用いて非常にわかりやすく野菜の状態異常とその対処法について教えてくれる本。とてもわかりやすいし、経験と照らし合わせてなるほどと思うことも多かった。回復ワザに関しては薬や肥料を使うことが前提なので自分のやり方とはマッチングしま…

「Facebookでお客様をどんどん増やす本」小谷川拳次

図書館で貸し出していたので読んでみた本。当たり前を思い出させてくれるのといいアイディアをくれるという点で読んでよかったと思った。 読んだだけで革新的な変化を起こすというよりは、基本的に当たり前のことが書いてあってそれを再確認させてくれるとい…

「稼げる!新農業ビジネスの稼ぎ方」山下弘幸

農業参入に関するビジネスの本。具体的なメソッドというより農業をビジネスとして捉える姿勢についてが内容の中心になっているように感じた。内容はエキセントリックなものではなく常識的で安定感があるもの。生き方について深く考える段階より前の稼いで幸…

「星の王子さま」サン=テグジュペリ

フランスの作家サン=テグジュペリの作品。児童文学という形ではあるがかなり深みのある内容。そして非常にそれが伝わりやすい。わかりやすく気付きを与えてくれる。権力、酒、数字、仕事、虚栄心、そのようなものの虚しさを教えてくれると共に、世界に残され…

「よくわかる農家の青色申告」全国農業会議所

青色申告に関する手引書。しっかりとした内容。紙で申告するためには必要不可欠かもしれない。ただ公的文書のような内容でこれを読めば青色申告について簡単に理解できるというものではない。実際作業する際のリファレンスとして使用するのが適しているよう…

「超速!最新日本近現代史の流れ」竹内泰睦

先日紹介した日本史の参考書の続編。大政奉還から現代(小泉内閣)まで。こちらもやはり面白い。現代に近づくに従って細かく複雑になっていくのは哲学史も同じ。段階を追って理解していくとわかりやすい。石原莞爾さんをかっこよく描いている等、人物のキャラ…