沖縄出身のナツノムジナ1stアルバム。
彼らをはじめて見たのは彼らが高校生の時だった。その時からセンスはずば抜けていた。高校生とは思えない楽曲クオリティの高さ、演奏の安定感だった。上京して満を持しての1stアルバム。本当に隙がない。演奏も楽曲もうたも本当にクオリティが高い。雰囲気としては、くるりを根底に感じるが、音的にはもう少しオルタナ寄りの印象。彼らを語る時、ブッチャーズの名前をよく聞く。雰囲気はブッチャーズとはかなり違うがギターソロの雰囲気はたしかにブッチャーズを感じる。楽曲の渋さは近年のおとぎ話に迫るものがある。本当に落ち着いていて質が高い。若者とは思えない。ただ、バンドにダサさや汗臭さを求めている人には良くも悪くも質が高すぎるかもしれません。アレンジも凝っている。しかも、凝ってます、という凝り方ではなく、主張しないけどちゃんと聴くとすごいなー、となる凝り方。必聴です！
