panpanyaの動物が登場する短編集。女の子も動物もとてもかわいいポップでシュールな作品。例えるなら相対性理論みたいなつげ義春。緻密に描かれた薄暗い背景と鉛筆で書いた線の少ない可愛らしいキャラクター。最近っぽいといえば最近っぽいですが、かなり好みです。最近っぽい、といっても時代に取り込まれた最近っぽさではなく、表現手法が少し最近っぽいと感じるだけです。つまり、後で見て、ああー平成っぽいなー、となる感じのありがちな感じではないということです。ふと読みたくなるとてもいい作品。panpanya作品全体にいえるかも。うまくいけば昔の人が見ても未来の人が見てもとてもいいと思える作品になるのでは、と思ってます。おすすめです。他の作品も凄くいいです。
- 作者: panpanya
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2016/11/30
- メディア: コミック
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