ニューヨークのギタリスト、アダム・ロジャースのアルバム。サウンドはしっかりニューヨークジャズ。丸みのあるジムホールの流れを汲んだサウンドかと思われます。シンプルなトリオ編成でエフェクト等も特にありません。速いフレーズも非常に綺麗で音使いも洗練されています。ジャズに関する知識がないせいでアダム・ロジャースはどんなギタリストか問われた場合、速いフレーズが超きれいとしか形容できないのが残念でなりません。言葉にならない何かは感じているのですが、しかし、それも聴いてすぐアダム・ロジャースと気付けるかどうかもわかりません。こういうと微妙な印象を受けるかもしれませんが本当にいい作品です。ぜひ聴いてみていただきたいです。