前回記事の作品と近いものになってしまいますが、こちらもエホバの証人二世のいしいさやさんの半生を描いた作品。
こちらの作品は子供の頃からずっとエホバ二世として育ち、そこから離れるまで、そして、離れた直後の印象を描いたもの。こちらもやはり、信仰の押し付けの問題や抜けた後の罪悪感による苦しみを描いている。最後のシーンの絶望の中にある清々しさは胸にグッとくる。宗教に限らず、人生にはこのような部分が多々あると思う。
あとがきで念願の山暮らしをしながら漫画を描き幸せに暮らしているとあったので、そこが一番の救いであり希望。