シンガーソングライター青葉市子さんの新譜。新譜といっても少し前ですが。Suiseinoboazさんの3020と同様、リリースからしばらく聴いてました。このアルバム、とてもいいです！以前、青葉市子さんのアルバム数枚を評した時、すべて素晴らしいが作品ごとの違いが大きくは感じられないと書きましたが、このアルバムは違います。これまでの青葉市子さんの作品同様、素晴らしいメロディと歌とギターが楽しめます。本アルバムはバックの演奏も素晴らしい。アンビエントやポストロックを感じさせるアレンジ。言葉は今までより入ってきづらいのですが、それがいい方向に作用して抽象的な美しさを生み出しているように思えます。シガーロスのような美しさ。もう少し色は暗めの美しさですが。青葉市子さんのアルバムの中でこのアルバムが一番好きになりました。というより、女性弾き語りアーティストの音源の中で一番好きかもしれません。
