kazki//okadaの備忘録

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「超速!最新日本近現代史の流れ」竹内泰睦

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先日紹介した日本史の参考書の続編。大政奉還から現代(小泉内閣)まで。こちらもやはり面白い。現代に近づくに従って細かく複雑になっていくのは哲学史も同じ。段階を追って理解していくとわかりやすい。石原莞爾さんをかっこよく描いている等、人物のキャラクター性をわかりやすく描くことで楽しく日本史を知ることができる。歴史を学ぶ上で大切なのは今の自身の状況に落とし込んで考えることだと思う。歴史に残っているのは大概失敗の記録である。同じ轍を踏まぬよう意識できるように吸収していくことが大事だと思う。大人になったら使わないとよく言われる学校教育の内容だが今考えると非常に有用だと思われる。学習内容の意義深さを伝えきれていないことの方が学習内容よりはるかに問題だと思う。自分も昔はこんなん覚えたってしょうがないじゃんと強く思っていた。面白い先生の授業は聞いていたけどそれ以外は無駄だと思って軽視していた。学習内容含め。真面目にいろいろ取り組むようになって真面目にやっておけばよかったなと思う時がしばしばある。当時、学校の先生に言われていたことと別のニュアンスで。とはいえ、嫌なことばかり覚えているから正当な評価ではないのですが。と、この文章を書いていていろいろ思ったわけです。

取捨選択をしつつも今の自分に有用だと思われること以外も本気で取り組んでいくことが大切だなと思いました。

理性でものを捉えようとすると結局小さくしか捉えられない場合が多い気がする。無理して無駄なことをやることで自分の枠を超えたものが得られるような気がしている今日この頃です。