自然農を生業として実践し成立させている沖津一陽さんの著作。具体的なメソッドではなく姿勢について述べられている。自給に限定したり経営については語られなかったりということが多い自然農において、生業としての自然農について語る珍しい本。ただのフォロワーではない気概を感じる。基本的には自然農の考え方をとっているがメソッドに拘らずより良きを目指す姿勢が大変参考になる。その中で足るを知る生き方をしているのが素晴らしい。必要な時に必要なものを使い経営を成り立たせているのは個人的に理想的。自分も縛られずより良き生活を目指したい。巻末の栽培時期の資料も参考になる。