kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

「ホロウナイト」team cherry

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オーストラリアのteam cherryが開発したインディーゲーム。ジャンルはメトロイドヴァニアと呼ばれる探索型2Dアクション。ジャケットの絵柄、トレイラー映像の美しさ、そして、安さに惹かれてダウンロード購入。傑作と名高い作品だったことを後で知る。

まず入り口となった絵柄の可愛さ。キャラクターのデザインも素晴らしいし背景もすごく美しい。音楽も暗いファンタジー映画のような素晴らしさ。曲も音も本当にしっかりとしたクオリティ。アンビエントっぽいものやネオクラシカルっぽいものなど本当に好みの音楽。世界観や登場人物たちもポップでダークな中二病魂をくすぐる。

マップも広く複雑で、難易度もそこそこ高い。そして、キャラクターの能力が上がっていくことや戦闘に使えるアイテムなどボリュームがすごい。メジャーのアクションゲームに負けないクオリティ。神ゲーと呼ばれるのもうなずける。

とりあえずラスボスを倒したのでこちらのブログで紹介したのですが、100%クリアは目指す気にならないくらいの高難易度。

個人的に得たものとしては、

・作り込まれた異世界を堪能することで自分が美しいと思うものをいろいろ見れた。

・探索する力を伸ばす。

アンビエントネオクラシカルな引き出しが増える。

・どのような状況で自分が焦るか、そして焦るとどのように状況が悪化するかを知る。

・焦るような状況で一番求められるのは冷静さであることを知る。

・ダークファンタジーが好きかもしれないという自分の好みを知る。

などが挙げられます。

 

やった人にしかわからない話ではありますが、ホーネットやフンコロ騎士の謎言語、すごく好き。

「Bodysong.」Johnny Greenwood

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Radioheadのギタリスト、Johnny Greenwoodのソロ音源。映画のサントラとして作られた作品。これがほんとに素晴らしい。Radioheadのテイストでありつつ、ネオクラシカルやエクスペリメンタルの雰囲気を色濃く纏った聴きやすくも深みがある名盤。インスト楽曲で曲によってはかなりニッチな楽曲もあるのですが全体を通しての聴きやすさがあります。Radiohead好きなら必聴です。特にKID A以降の雰囲気が好きであれば間違いない。ギタリストの音源が聴きたいというのであればおすすめはしませんが、ほんとに素晴らしい音源です。他の作品も聴いてみます。

「レヴィナス 何のために生きるか」小泉義之

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哲学者レヴィナスの思想の入門書的な本。レヴィナスに興味を持つきっかけになる。割と分かりやすくて入門にうってつけではないでしょうか。

以下、メモ。

 

倦怠、怠惰に陥った人間は実存そのものに疲れている。

 

無意味で目的もない生を生きなくてはいけないという契約を履行する人間こそ倦怠、怠惰に陥る。契約とは生存本能といってもよい。


生きていることは無条件で幸福である。

人間が生きるには世界のものを享受する必要がある。

人はパンだけで生きているのではない。パンも音楽も同じで享受することに優劣はない。


幸福追求は究極的目的かつ自己目的。


様々な短期目的は相互に無関係に自律している。


倫理は根拠や基礎付けが不要。


死を生成と消滅というカテゴリーで捉える。

「Bay Of Rainbows」Jakob Bro

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Jakob Broのライブ音源。ギター、ベース、ドラムのトリオ編成。アンビエントなギタージャズ。Jakob Broの魅力が以前聴いたスタジオ音源より更にわかりやすく伝わる最高の音源。曲も演奏も素晴らしい。音の運びも素晴らしく余計な音がない。意識にひっかかる音でありながら浮遊感のある音色でそれらを滲ませつつ広げている。久しぶりにグッとくるギタリストです。

Bay of Rainbows (Live at the Jazz Standard New York, 2017)

Bay of Rainbows (Live at the Jazz Standard New York, 2017)

  • Jakob Bro, Thomas Morgan & ジョーイ・バロン
  • ジャズ
  • ¥2139

「リング」中田秀夫

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ジャパニーズホラーの傑作。そして、私のトラウマ作品。小学生の時に居間で母親が観ていて、チラッと見えた何かが本当に気持ち悪かった。絶対観ないと思っていたのですが家人が勝手に流したので一緒に見てしまった。嫌だなぁと思いながらも観てみると本当に素晴らしい作品だった。派手な演出も少なく画面の色合いも素敵。音もすごく好みだった。ジャンプスケアがほぼないのも個人的に好き。驚かせる演出は一時的にビビるけど、後味が薄っぺらに感じると同時に謎に腹が立ってくる。作り手のドヤァという感じを、それがあるかないか別にして、こちら側から勝手にみてしまう。それが無くじっとりとした陰鬱さで不気味さを描いているのが好きだった。竹内結子さんと真田広之さんが演じる人物が貞子さんに殺されるシーンの演出がちょっと安っぽい以外は実に素晴らしかった。

貞子さんという存在は本当に素敵。髪型、色合い、動き、すべての要素がオーソドックスでありながらその最高峰といった雰囲気。TVから出てくるのは気味が悪いので勘弁して欲しいですが。

余談ですが、リングより後に原作鈴木光司×監督中田秀夫のリングと同じタッグで作られた「仄暗い水の底から」という映画も昔観たのですが、こちらは序盤の雰囲気は割といいのですが、水がバッシャーってなったり、女の子のお化けがすごいパンチ力で給水タンク殴ったり、水を操ったりと結構笑いました。派手派手演出のホラーはビビるだけで腹が立ってくるか笑えるけど観終わったあとスカスカな気分になったり個人的に好きじゃないなぁと思いました。

リング [DVD]

リング [DVD]

「メイドインアビス-深き魂の黎明-」小島正幸

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TVアニメシリーズ、メイドインアビスの劇場版。原作はつくしあきひと。かわいいポップな絵柄ではあるが公開前にpg12からr15になった割とエグみのある作品。といっても、グロには重きを置いていない。普通に内容が面白い。本作は映画ではありますが内容が本筋なので満足度がかなり高い。劇場版はスピンオフなどが多い中、素晴らしいと感じました。内容も作画も実に良かった。

ボンドルドという登場人物が魅力的で動揺しない心の素晴らしさを感じた。サイコパスな敵のキャラクターではありますが。常に冷静に肯定的に物事を捉える、といっても楽観的なわけではなく、現実に偏りのある価値判断を加えず肯定的に捉える。それはすごくいい姿勢だと思いました。単純に中二病心をくすぐるダサかっこいいデザインもいい。ポケモンミュウツーハンターハンターのメルエムなど太くて長いしっぽのついた二足歩行のデザインって好きかも。本質的な部分から離れてしまいましたが、一番学んだことは、やはり敵のその姿勢かもしれません。

あとは単純にエンターテインメントとしてすごく楽しかった。世界観、キャラクター、作画、戦闘シーン、諸々が単純に楽しかったです。原作及びTVシリーズを観てない人にはなにがなんだかわからないのでおすすめしません。あくまでもTVシリーズの続きです。


※劇場公開中。

「自由の哲学」ルドルフ・シュタイナー

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ルドルフ・シュタイナーの自由についての書。やはり難しい。自由意志の問題、一元論の問題、思考や知覚の問題。シュタイナーを読むには哲学をある程度知ってなくてはいけないと感じた。素朴実在論→観念論→その先、という流れがあるとしたら、自分はその先を全く理解できていない気がする。いろいろと既存の枠組みを壊していってるのはわかるのだけど頭がついていかない。もっと勉強したうえで改めて読みたい。

自由の哲学 (ちくま学芸文庫)

自由の哲学 (ちくま学芸文庫)