kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

「Somersaults」deathcrash

f:id:kazki_okada:20260417164639j:image

ロンドンのスロウコアバンドdeathcrashのアルバム。前作に比べてとても落ち着いた音源。重さや飽和感よりコードやメロディの美しさが際立つようになった。速い曲はなく全曲落ち着いた雰囲気。言葉はわからないのでもしかしたら強い言葉を使っているかも。落ち着いた春の夕暮れのようなアルバム。なんとなくエンドロール感があるように思える。

https://music.apple.com/jp/album/somersaults/1847159406

「CULTURE DRUG OCHESTRA」笹川真生

f:id:kazki_okada:20260726184455j:image

日本のアーティスト笹川真生さんの4枚目のアルバム。2ndアルバムからずっとリアルタイムで追っている笹川さんですが今作も進化をしっかり感じることができた。焦燥感やギリギリ感は前作の方が強く、そういう意味では好みではあったけど今作もおおお!となった。ニコニコ文化を感じさせる電波感と現代のカオスが絶妙に融合、そこにオルタナ感がのっている。前2作はアルバム構成の骨組みは近かったけど今回は割と違いを感じた。身体に染み込んだ刀の振り方と違う振り方をしている感じがすごくいい。自分はつい慣れ親しんだ太刀筋をとってしまうからそこも刺激になった。リアルタイム感、生の感情感、生命の躍動感、打ち込みや同期を多用しているのにそれを最近聴いたアーティストだと一番強く感じるかもしれない。いいなあ、とすごく思う。とても好き。

 

https://music.apple.com/jp/album/culture-drug-orchestra/1888376387

「sunn o)))」sunn o)))

f:id:kazki_okada:20260723194212j:image

アメリカのドローンドゥームユニットsunn o)))のニューアルバム。バンド名がタイトルとなっている。相変わらずすごくいいのだけど、これまでの流れから大きな変化は感じない。というより、ここ数年の作品と比べて凄くシンプルな気がする。とてもsunn o)))らしい音源。最後の曲にピアノが入っているけどblack oneとかあの辺と比べると初期らしさとも少し違うけどストイックな印象。フィードバック感が強く、オーケストラのチューニングのような心地良さもある。新しくないけど進化を感じることができる、進化というか成熟を感じる。安心の一枚。寝る時、歌が聴きたくない時、疲れてる時、明るいのは聴きたくない時、ドラムがうるさく感じる時とかそういうときに最高の一枚。

 

https://music.apple.com/jp/album/sunn-o/1839324568

「Hakko」Khaki

f:id:kazki_okada:20260708213338j:image

日本のオルタナティブロックバンド(?)Khakiの2ndアルバム。ピアノも入り音楽的に高尚な進化を遂げている。楽曲も複雑になり、演奏も上手くなり、ジャズやシティポップの雰囲気が強くなった。正当な進化だし、完成度も高く、ものすごいクオリティだけど個人的には独自性はファーストアルバムの時の方が強いように感じられたかも。漏れ出るコントロールしきれない部分のようなものが減ったようには思われる。しかし、これは進化の証左。歓迎すべきことである。バンドとしてはどんどんすごいところにいっているように思う。今後もますます目が離せない。お前何様だよ、という偉そうなこと書いて申し訳ない。単純にめちゃくちゃすごい音源ではあるので本当におすすめです。

 

https://music.apple.com/jp/album/hakko/1805526548

「Layers of Fear (Original Game Soundtrack)」Arkadiusz Reikowski

f:id:kazki_okada:20260707184132j:image

ホラーゲームLayers of Fearのサウンドトラック。ゲーム自体はやったことがないが何かでプレイ動画を見てすごくいいなと思った。やりたい気持ちはあるのだけどする時間がとれない。ここ数年、幽霊に関するものやホラー的なものに強く心惹かれる。それはホラーものの劇伴音楽などがとても魅力的なことに起因するのかもしれない。本作も非常に素晴らしい洋風ホラーの音楽。トラディショナルで変わったものではないのだけどそれが非常にいい。暗くて切なくて美しい。ちゃんと古い洋館の不気味さが表現されている。和洋問わずホラーに関する音楽はとても好き。なぜか本当にすごく身体に合っている。なぜかはわからない。きっと本能的なものだったりカルマ的なものだったりするのだろう。

 

https://music.apple.com/jp/album/layers-of-fear-original-game-soundtrack/1887642187

「It's A Beautiful Place」Water From Your Eyes

f:id:kazki_okada:20260705172020j:image

ニューヨークのオルタナティブロックバンド Water From Your Eyesのアルバム。フェンダーのVinteraシリーズのプロモーションライブ映像か何かで見かけて聴いてみた。しっかりオルタナティブなサウンド、荒々しくもマスロックっぽさもあるフレーズ、聴きやすいポップさ、とてもいい。なんとなくdeerhoofを彷彿とさせるものもあるがもっとストレートなオルタナティブ感。ジャリジャリした歪みと透明感のある歌がきれいにマッチしている。

 

https://music.apple.com/jp/album/its-a-beautiful-place/1811583108

「Liminal」ユップ・ベヴィン

f:id:kazki_okada:20260613165712p:image

オランダのピアニスト、ユップ・ベヴィンの音源。これまでの音源同様、非常に儚げな美しさが素晴らしい。暖かみとデチューン感のある音色と柔らかな陰鬱さが素晴らしい。ストレスがなく入ってくる。メロディが明るすぎると胸ぐらを掴まれるような疲労感があるし、逆に暗すぎると派手すぎて、それはそれで良いのだけど少し疲れる。本当に優しく明るくなく染み渡る悲哀のような旋律。メロディの重要性を強く感じる。朝にも寝る前にもすごくいい。

https://music.apple.com/jp/album/liminal/1853887374