kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

「実験」田中慎弥

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田中慎弥さんの短編小説が3つ入った作品。小説を読むのはかなり久しぶりだったけどすごくよかった。

 

実験

メタ的な目線で人生を楽しむこともいいなと。内容で直接そういうことを描いているわけじゃないけどそう思った。日常の明るいけど暗い昼間の描写がすごくノスタルジーをくすぐる。久しぶりに日本の小説読んだけどいいなと思った。


汽笛

2作品目の汽笛。これもやはり暗い昼の描写を感じる。すごく気怠く美しい。曽祖父の死を知らされた昼下がりを思い出す。自分の曲で死季というこの時の感覚を描いた楽曲があるのだけど、それとリンクする。話も面白かった。最初理解しづらい部分が、ああ、となる仕組みも凝りすぎてなくてちょうどいい。技法に溺れているように感じるのは好きじゃないから。海の描写も好きだった。独特の海辺の匂いを感じるようだった。冥界と海辺の親和性を感じた。実験以上に楽しめた。短さもまたとてもいい。小説もいいなと更に強く思った。

 


週末の葬儀

3作品目の週末の葬儀。なんとこちらも暗い昼の描写が光る作品。砂と錆に飲まれていくニュータウンがどこかディストピア的な空気感を醸し出している。また海の描写が重なってもいる。3作品がリンクしているが、ドヤ感が出ないちょうどいい具合が保たれている。重苦しい日常とそこを打ち破るどんよりした非日常。この三作品を読んで久しぶりに小説はいいなと改めて思うことができた。

実験(新潮文庫)

実験(新潮文庫)

「できれば愛を」坂本慎太郎

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ex.ゆらゆら帝国坂本慎太郎さんの新譜。ゆらゆら帝国後期からの流れを継いだ作品。ゆらゆら帝国解散後、坂本慎太郎さんの音源を聴いて大人っぽすぎて少し好みと違うなと感じていたけど近頃はやっぱりいいな、順当な進化だ、となる。ベースやリズム楽器の配置など、ただごちゃごちゃさせたものではなくしっかり深みがある。うたも面白い。派手さはゆらゆら帝国時代の方があるけど音楽としての深みが強い。バンドや楽器に縛られず真っ当に音楽をしている素晴らしいアーティストの素晴らしい作品。

「MASH」SALON MUSIC

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日本のシューゲイザーバンドSALON MUSICの音源。シューゲイザーと書いてみたけどもっと音楽性の幅は広いと思う。女性ボーカルの日本のマイブラみたいな感じもある。爽やかで少し懐かしい感じ。明るい日差しの中で聴くのすごくいい。音も幅広くていい。フレーズの絡み合いが安直じゃなくていい。聴いてみてください。

「The End of Radio」Shellac

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アメリカのオルタナロックバンドShellacのアルバム。スタジオセッションの音源なのでしょうか、ライブ音源のようなテイストだけど音の分離がよくクリアに聴こえる。アルミネックのギャリギャリした音色とやぶれかぶれなボーカルが最高。割とストイックな楽曲が多いイメージのshellacですがこのアルバムは派手で乗りやすい気がする。叫びが最高。Nirvanaのプロデュースした人のバンドというのがよくわかる。いろいろあるオルタナ系のバンドの中でも一線を画してかっこいい。

The End of Radio

The End of Radio

  • Shellac
  • インディー・ロック
  • ¥1900

「HENOSIS」joep beving

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ネオクラシカルのアーティスト、ユップ・ベヴィンのアルバム。すごくいい。アップライトピアノを中心に据え、様々な楽器を使ってわかりやすく素敵な楽曲をつむいでいる。メロディもキャッチーで音色もいい。あまりうまく言葉が出ないけど癒されたい時に聴くのに最適な音源です。

Henosis

Henosis

  • ユップ・ベヴィン
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥2546

「 はじめての自然農で野菜づくり」川口由一

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以前、こちらのブログで紹介した川口由一さん監修の「自然農」という本とほぼ同じ内容。以前紹介したものは完全版とついてるだけあって、こちらの本より詳しく自然農や川口さんについて知ることができる内容となっている。種まき期の一覧表がそちらにあったかどうか忘れてしまったけど、こちらにはついている。これは便利。どちらも購入する必要はないと思う。より詳しく川口由一さんについて知りたければ完全版とついている方がおすすめ。

 はじめての自然農で野菜づくり

はじめての自然農で野菜づくり

  • 発売日: 2013/02/01
  • メディア: 単行本

「堆肥の作り方・使い方」後藤逸男

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堆肥の基本的な知識についての本。家庭菜園向けの堆肥についての本。堆肥の基本的な知識がのっている。終盤に緑肥の基本的な知識についても載っている。家庭菜園向けのメソッドはのってるけど農業のしてやるには規模感が少し違うかも。参考にはなります。

 

以下めも。


生ゴミ堆肥は肥料としての役割が強く、腐葉土は土壌改良剤としての役割が強い。


草木灰は土壌改良効果も強いカリ肥料。ボカシ肥は即効性肥料。籾殻燻炭は土壌改良とph調整。


イラスト 基本からわかる堆肥の作り方・使い方

イラスト 基本からわかる堆肥の作り方・使い方

  • 発売日: 2012/03/01
  • メディア: 単行本