kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

漫画

「禁じられた遊び」古屋兎丸

古屋兎丸さんの短編集。いろいろなタイプのSFがあって面白い。いわゆる中二病のような空気が漂っていて心地よく読める。少し昭和のホラー漫画のような感じもある。絵柄含め。こういう方向に研ぎ澄ましていく作品、見習いたいと思います。媚びたり小洒落たり…

「おばけのおやつ」押切蓮介

押切蓮介さんの短編集。90年代の昔の作品から書き下ろしまで収録されている。ギャグホラー漫画。勢いがやばいいい作品が収録されている。初期の作品はシュールな伊藤潤二のような作品。伊藤潤二さん自体シュールですが。シリアスもギャグもエッセイもみんな…

「明智光秀放浪記」重野なおき

信長の忍びの著者、重野なおきさんのスピンオフ的な作品。全1巻。本能寺の変で織田信長を討った明智光秀の青年期から信長に仕えるまでを描いた作品。史実に基づいたストーリー。かわいい絵柄でギャグテイストが強い4コマ形式。そのかわいさ、ポップさが余計…

「五時間目の戦争」優

全4巻。ディストピア系のSF作品。いわゆるセカイ系にカテゴライズされる作品だと思う。近未来要素が少ない田舎の舞台設定で、ぼくらの、とかに近い世界観。キャラクターや絵柄もかわいいので入りやすい。内容は進むにつれて割とがっつりSF。戦争要素、人間ド…

「なんで生きてるかわからない人 和泉澄25歳」あぬ

全2巻。タイトルに魅力を感じ購入。フリーターの女性の日常の悩みを描いた作品。自分がうつ病だった時を思い出すくらい悩みの描写がリアル。陰惨さだけを追い求めたグロ作品とは一線を画した描写。素晴らしい。グッとくる。中盤から終盤にかけて、何か解決し…

「マサシ!!うしろだ!!」押切蓮介

押切蓮介さんのホラーギャグ短編集。押切さんのおばけギャグが炸裂している。実にしょーもない最高の作品。くだらなくてクスッと笑える。気合の入った押切蓮介作品最高に好きですが押切さんのこういう作品も好きだなと改めて思う。シュールなセンスがキレキ…

「敏腕編集!インコさん」見ル野栄司

漫画の編集者に苦しめられる漫画家を描いたギャグ漫画。恐ろしい編集インコさんがむちゃくちゃやる作品。むちゃくちゃといっても割と本当にありそうなむちゃくちゃさなのが恐ろしい。実際こういう人がいるのかもしれません。作者さんはもしかしたらこういう…

「蟹に誘われて」panpanya

panpanya先生の短編集。これもこれまで紹介した作品同様素晴らしい。相対性理論なつげ義春。前も同じことを書いたが作品毎の特色は大きくないので、一つ好きだったら全部好きだと思う。その逆も言えるけど。私は全部好き。どの作品も素敵なので、どれからお…

「枕魚」panpanya

panpanya先生の短編集。すごく好き。作品毎違いが大きくあるわけではないが安定してどれも凄くいい。どの話が好きかでどの作品が好きか変わると思うがバランスよくどれもいいのでどれもおすすめ。つげ義春の漫画でどれがいいか、というのに近いかも。個人的…

「一人交換日記2」永田カビ

永田カビさんのエッセイ漫画。一人交換日記の続きであり、現実逃避してたらボロボロになった話の前の話。暗いところにいるからこそ希望の光が見えることもあるということを思い出させてくれる作品。爽やかに力強く示される希望の光にはリアリティを感じるこ…

「ブッダ」手塚治虫

手塚治虫のブッダ文庫版。仏教を開いた釈迦族の王子ゴータマ・シッタルダの生涯を描いた作品。原典からの改編は多々あるようだが大まかにブッダの生涯や思想を知ることができる。仏教や哲学、宗教に興味を持つにはすごくよい作品ではないかと思います。話も…

「カラスヤサトシのでかけモン」カラスヤサトシ

漫画家カラスヤサトシさんが実在する駅を選び、その駅周辺で街歩きするエッセイ漫画。自分の好きなカラスヤさんカラーはありますが全体的にあっさりめ。街も目的があっていくわけではないので見所を紹介する感じではなく純粋な街歩き。やはりあっさりめ。面…

「最終兵器彼女」高橋しん

全7巻。近未来SFになるのかな?近未来というには未来感がないかも。所謂セカイ系にカテゴライズされる作品。人間、戦争、生命、愛、恋、性などいろいろなものをバランス良く描いていると思う。終盤のディストピアっぽい雰囲気もいいな、と思う。余計なものを…

「りとる・けいおす」涼川りん

涼川りんさんの作品。完全版は全1巻。 かなり尖ったシュール系ギャグ漫画。画像の表紙の絵柄と中身の絵柄は全く違う。かなりデフォルメされたキュートでパンクな絵柄。内容も尖っている。ちょっと苺ましまろに近い雰囲気。もっと下品な感じ、いい意味で。た…

「どげせん」板垣恵介&RIN

全3巻。土下座の漫画。高圧的かつ攻撃的な土下座の極意を語る漫画。土下座はこんなにも強いのか、と驚く作品。そして、謎の説得力。あとは、突き抜けたくだらなさとそれに全力を尽くすようなアツさ。謝罪の極意を知るとともにあまりのアホらしさにテンション…

「変ゼミ」TAGRO

必読の全11巻。常識や偏見に捕われることなく他者や社会、そして何より自分自身に向き合うことの重要性と愉快さを教えてくれる名著。読みはじめはふざけているように思われるかもしれないが、本当に啓蒙書といってもいいくらい内容がいい。 変態について研究…

「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」いしいさや

前回記事の作品と近いものになってしまいますが、こちらもエホバの証人二世のいしいさやさんの半生を描いた作品。 こちらの作品は子供の頃からずっとエホバ二世として育ち、そこから離れるまで、そして、離れた直後の印象を描いたもの。こちらもやはり、信仰…

「カルト宗教信じてました」たもさん

親がエホバの証人に入り子供の頃からエホバの証人として生きてきた方のエッセイ漫画。子供の頃、親がエホバの証人に入ってから、本人がエホバの証人の信仰を捨てるまでの人生を描いた作品。 エホバの証人二世でエホバの証人を抜けるまでを描いた、いしいさや…

「一人交換日記」永田カビ

永田カビさんのエッセイ漫画。世界の見方や自分への向き合い方に共感。自分は表現方法が音楽だし、割と周囲の人間とうまくやれてるし、というか愛のある人々に恵まれてるし、うつ病から帰還して以来、ほぼやりたいことしかやってないし、いろいろ現われとし…

「屋上に咲く花」水あさと

水あさとさんの短編集。これはギャグ要素少なめ青春っぽいのを集めたもの。絵の書き方が相変わらずきれいだなと感じました。あと泣く女の子フェチなのかな、なんて思ってしまうほど泣く女の子の描写に気合いが入っている。気がする。実際、力があるシーンが…

「サユリ」押切蓮介

押切蓮介さんのホラー漫画。完全版は全1巻。厚い一冊。非常に激アツかつ個性的な作品。割と真っ当なジャパニーズホラー、かと思いきや、それに打ち勝つババアという衝撃展開。こうかくとギャグ感があると勘違いするかもしれないが全然そんなことはなくババア…

「ミスミソウ」押切蓮介

押切蓮介さんの作品。全2巻。田舎に引っ越してきた主人公がイジメを受け家族を焼き殺され、そして、復讐していくという物語。描写が全体的に美しい。雪景色と絶望がうまくマッチングしてすごく美しい作品になっている。主人公が青い炎のように美しく儚く描か…

「 さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」永田カビ

永田カビさんのエッセイ漫画。題名からレズ風俗のレポ漫画と思われそうですが、ただのレポ漫画かというと全然違います。レズ風俗がどうだったか、ではなく、レズ風俗に行こうと決めるに至るまでの経緯や心情、高校卒業からの人生が描かれている。自分は過酷…

「現実逃避してたらボロボロになった話」永田カビ

永田カビさんのエッセイ漫画。酒の飲み過ぎで膵炎になり入院して退院するまでとそこに至るまでのことを描いた作品。エッセイ漫画を描くこと、作品を作ることについても描かれている。作者の苦悩や葛藤など人生の一部を作品にした素晴らしい漫画。失踪日記や…

「はねバド!」濱田浩輔

濱田浩輔さんのかなり攻めた女子バドミントン漫画。全16巻。初期と中期以降でかなり雰囲気と絵柄が変わる。初期は画像のような萌え要素が強いかわいい感じの絵柄でギャグ要素も強い。しかしどこかクレイジーな印象も垣間見える変な感じ。話が進むにつれて絵…

「酩酊ガール」アザミユウコ

酒好きのOLが実在のお酒を紹介してくれる漫画。全1巻。お酒と日常の楽しみ方を教えてくれる素敵な作品。これを読むと都会のサラリーマンになっていい酒を楽しみながら生きていくのも悪くないな、なんて思える。思えるだけで絶対やらないけど。サラリーマン風…

「まいにちたのしい4コマ」せきの

せきのさんの4コマ。全1巻。ざわつく4コマと内容的にあまり変わらない。むちゃくちゃ面白い友達が描いたむちゃくちゃな漫画、というテイスト。くだらなすぎて素晴らしい。雑さが良さを生んでいる。シュールさを売りにする漫画が増えているとは思うがこの漫画…

「ヨルとネル」施川ユウキ

施川ユウキさんの日常系シリアスSFギャグ漫画。全1巻。日常系シリアスSFギャグ漫画というカテゴライズはいま自分が考えました。最近の施川さん作品はこの雰囲気を持っている。オンノジも日常系SFギャグ漫画的な作品ですがこちらの方が重い。ギャグ漫画といえ…

「微霊感体質まちこ」灯まちこ

微霊感体質の著者の体験を描いたコミックエッセイ。全1巻。幽霊らしき幽霊が出て来ず霊現象とも言い切れない怪奇体験が描かれている。リアリティ。霊に対する姿勢も庶民的でリアル。霊がいるかいないかはわからないけれども実際に現象としてこの様なことがあ…

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」押見修造

吃音症に苦しむ女子高生が主人公の青春漫画。全1巻。人間が殻を突き破る感じがすごくいい。苦しみにリアリティがあっていいです。カタルシスもあり読後感の良い作品です。最後主人公が叫ぶシーンが個人的に好き。志乃ちゃんは自分の名前が言えない作者: 押見…