kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

漫画

「アル中ワンダーランド」まんしゅうきつこ

まんしゅうきつこさんのアル中経験エッセイコミック。笑えないはずの話なのですがむちゃくちゃ面白いです。やばい酔っ払い見てるような面白さがあります。フェイクプレーンとの会話、弟とのやりとり、まんしゅうさんの奇行など、たまらなく面白い。そして、…

「夜とコンクリート」町田洋

町田洋さんの短編集。線の少ない絵で心にチクっと小さなトゲが刺さるような切ない話を描く。時間経過による切なさや人間と人間の間に生じる切なさなどSF感とともに届けてくれるいい短編集。落ち着いた夕暮れのような作品。優しくて切ない素敵な作品です。 夜…

「制服ぬすまれた」衿沢世衣子

短編集になるのかな。何本かショートストーリーが収録されており、それが微妙につながってたりつながってなかったり。なんの前情報もなく読んだけど面白かった。ちょっとサブカル感のある邦画のような雰囲気。バリバリではなくちょっと。その感じがなかなか…

「ツレと貂々、うつの先生に会いに行く」細川貂々/大野裕

ツレうつシリーズの細川貂々が精神科医大野裕先生とうつについて話を聞くコミックエッセイ。こちらは体験記やエッセイより情報漫画としての側面が強い。感動というより情報漫画。役に立つ情報がたくさんです。うつに関係ない人には別に必要ないかも。でも誰…

「人間仮免中 つづき」卯月妙子

卯月妙子さんの人間仮免中の続編。北海道移住後の生活が描かれている。前編は衝撃的な出来事の連続でしたが、本作は日々の大変さとともに尊さが中心に据えられている気がする。前編以上に生活の、生きていくことの尊さを感じる作品となっている。ずっしりと…

「じょしらく」ヤス/久米田康治

久米田康治さん原作の漫画。全6巻。基本的に落語は関係ない。内容はがっつり久米田康治節。時事ネタ、あるあるネタなどが中心。言われたら気付くけど普段気づかない世間や常識のおかしいところをしっかりついてくれる。絶望先生やかってに改蔵にみられる最終…

「銀河の死なない子供たちへ」施川ユウキ

オンノジなどの代表作で知られる施川ユウキさんの作品。上下巻。デフォルメしたシンプルなかわいい絵でギャグや日常テイストで少しシュールな作品を描く印象があった。鬱ごはんという作品も最高だった。オンノジ、バーナード嬢曰くなどの作品からSFが好きな…

「プピポー!」押切蓮介

押切蓮介さんの作品。全3巻。陰惨な雰囲気やバトルもなく割と癒し系のお化け系。と、思いきや話は展開し最後はがっつり感動させにくる。ギャグも感動もバトルもいけるすごい漫画家。出てくる可愛い女の子の雰囲気が似てるのはおもしろい。そして、わたしも好…

「その後のツレがうつになりまして。 」細川貂々

ツレがうつになりまして。の続編。鬱からの回復期、よくなってからの模様、ツレがうつになりまして執筆時を描いたコミックエッセイ。前作より主観から距離があり情報漫画の側面も強くなっている。純粋にツレ氏の回復が嬉しい。そしてやはり回復した身として…

「うつヌケ」田中圭一

一番つらかった時期に買ってもらった漫画。読む前は読んだって何も変わらないと思っていたけど、読み終わり希望が湧いた本。何か特別な方法が書いてあるわけではないのだけど、苦しんでそこから抜け出した人がいる、という事実に希望をもらった。自分の経験…

「俺のうつ嫁が、めんどかわいい」門瀬粗

門瀬粗さんのコミックエッセイ。普通のゆるい日常系かもしれないが自分が経験すると泣ける。全体的にそう。うつ嫁が鬱病ながらも前に進もうとしてる姿が泣ける。それを仕事しながら支える著者にも泣ける。世の中の鬱病の人全員に幸せになってほしい。俺のう…

「スライディングV」まつだひかり

女子高生×バンドの絵がとてもかわいいゆるふわ漫画。内容はゆるゆるな感じ。絵がとてもかわいい。あと、楽器愛を感じる。短くて申し訳ないがこんな感じ!びば!スライディングV 女子高生バンドを始める!!作者: まつだひかり出版社/メーカー: KADOKAWA発売日:…

「まんがでわかる自律神経の整え方」一色美穂

具体的な方法がわかりやすくあげられているいい漫画。乱れてる自覚がある人はよんでみてよいかも! 以下、まとめた内容! ↓↓ ゆっくり手をひらく 水を飲む ガムを噛む 背筋伸ばして空を見る 口角を上げる 1:2で深呼吸 セルエクセサイズ (本書を買って読んで…

「ぼっけさん」西義之

妖怪バトル系の王道少年漫画、全2巻。久しぶりに少年漫画読んだら熱い展開で楽しい。短めの話数できれいにまとまってるのもいい。変身、能力、王道要素も詰まってる。昔リアルタイムでジャンプで読んだ時、大して印象に残らなかったけどずっと頭に残ってた。…

「なぜだ内藤」赤のきのこ

緩めのラブコメ?なのかな、全1巻。なんとなく購入してみたがアタリ。ちょっと変だけど割といそうな主人公とヒロイン。地味系なのがとてもいい。雰囲気としては「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」に近い。まあ、あちらの方があるある感が強いけど…

「勇者たち」浅野いにお

浅野いにおさんの2018年の作品。全1巻。こちらは短編集ではなく一巻完結型。テーマはわかりやすい。人間。個人的には割とライトな印象。浅野いにお作品はもう少し毒々しい方が好みかもです。読む側の勝手な意見ですが。おそらく大いに影響を受けているであろ…

「人間仮免中」卯月妙子

卯月妙子さんの壮絶な自伝的漫画。どのエッセイよりも壮絶といっていいくらい壮絶です。統合失調症の凄まじさ、歩道橋からの顔面ダイブによる大怪我、ボビーさんとの日々、どこをとってもすごい。壮絶なはずなのですが人生を前向きに描いていて本当に素晴ら…

「大好きが虫はタダシくんの」阿部共実

ちーちゃんはちょっと足りない、で有名な阿部共実さんの短編集。前半半分くらいを占める「ドラゴンスワロウ」はシュールな日常系。ボケや表現が秀逸。これはこれでとても面白いが、後半からどストライクになってくる。「破壊症候群」もなかなか面白いが一番…

「ツレがうつになりまして」細川貂々

細川貂々さんのエッセイ漫画。夫が鬱になったときのことを描いた作品。宮崎あおい、堺雅人主演で映画化もされている。ストーリー自体は特別なものではないのですが、鬱経験者としては涙なしに読めない作品です。映画の方は鬱経験前に観ていて、いい話だなー…

「オンノジ」施川ユウキ

施川ユウキさんのディストピアもの。誰もいなくなった世界で記憶を無くした少女とフラミンゴになってしまった少年が出会い生活していく話。こうかくとSF感が強いがどちらかというと日常もの。基本はギャグ漫画なのだけど、時折、胸にグッとくる話を混ぜてく…

「暗い廊下とうしろの玄関」押切蓮介

押切蓮介さんのホラー短編集。短く綺麗にまとまった怪談が面白い。不安の種系の投げっぱなしジャーマン怪談ではなく、しっかりまとまってる。全体的に怖いだけではなく感動や笑い、考えるきっかけにもなるいい話ばかり。アカイイトはちょっときゅんとくる。…

「失踪日記2 アル中病棟」吾妻ひでお

吾妻ひでおさんの自伝的漫画、失踪日記の続編。今回はアル中病棟での暮らしが中心となっている。前作の方が壮絶ではありますが、今作もやはり冷静に考えるとなかなか壮絶です。とはいえ、入院生活の日常が中心ですので激しさはあまりありません。が、リアリ…

「 Helvetica Standard」あらゐ けいいち

あらゐけいいちさんのオールカラー4コマ。絵もたくさん乗ってる。絵が綺麗でかわいい。水彩を使った絵もありきれい。癒されます。アニメ「日常」でアイキャッチ的に挿入されていたのはこちらが原作。1ページでほっこりできるいい作品です。Helvetic…

「男子トイレで待ち合わせ」水あさと

水あさとさんの短編集。前回紹介した短編集よりギャグ要素が強い。かなりくだらなくてとてもいい。表題作の「男子トイレで待ち合わせ」はトイレに関するギャグもの。あとはルンバの話や匂いの話などくだらなくて癒される作品群。前回紹介の短編集にもあった…

「僕は問題ありません」宮崎夏次系

宮崎夏次系さんの短編集。宮崎夏次系さんの中で一番好きな作品。すべての話が切なくて美しい。胸にグッとくる。線が細い独特の絵柄と独特の世界観。女の子がやたらかわいい。人形に心の拠り所を求める父親の話、自分を重ねてしまいグッときた。それ以外の話…

「夏の彗星」西島大介

西島大介さんのコミックス未収録短編集。世界の終わりの魔法使いの原型となる作品など西島さんの源流を見ることのできる作品。とても面白いけど他の作品と比べると粗削りな気がする作品が多い。初期作品集のような雰囲気。最初に読むならこれじゃない方がい…

「よいこの黙示録」

全2巻。こどもたち(というかある小学生)が周りを巻き込みながら、新興宗教を立ち上げていくストーリー。作者の青山景さんが連載中亡くなってしまった(自ら命を絶った)ことにより未完。プロットの草案や設定集などが2巻の巻末にのっている。可愛らしい絵柄で…

「僕の小規模な失敗」福満しげゆき

福満しげゆきさんの自伝的漫画。高校入学から結婚あたりまでを描いた作品。冴えなく不遇な青春時代。現在の奥様との出会いや結婚までの流れ、その他、日々のいろいろな出来事を主観的に描いていく。冴えない日々や苦しい日々の中にいる人に読んでもらいたい…

「失踪日記」吾妻ひでお

漫画家吾妻ひでおさんのホームレス生活およびアルコール中毒治療の入院生活を描いた自伝的漫画。壮絶な体験を明るく描いている作品。生きていくことが難しいと感じている人に、人はどんな厳しい状況でも案外生きていけるかもしれないという希望を与えてくれ…

「haha」押切蓮介

押切蓮介さんの母上の半生を描いた作品。波瀾万丈な人生と母(押切さんの祖母)の言葉を押切節で面白おかしくも胸にグッとくるかたちで漫画にした良作。人の人生を描いた作品、やはりすごく好きです。福満しげゆきさんの作品や卯月妙子さん、吾妻ひでおさんな…