kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「耳をすませば」近藤喜文

スタジオジブリの名作青春映画。久しぶりに見た。懐かしい気持ちになる。中学生が主人公だけど才能がやばい。改めて思った。あとすごく珍しい楽器が登場していることに気付いた。チェロやギターだと思っていたものは、ヴィオラなんとかという楽器やリュート…

「怪談」冥丁

CD

日本のアンビエントアーティスト冥丁さんのアルバム。タイトル通りの雰囲気の音源。雨、夜など連想させる質感。湿気が多く蒸している日本の質感。古い言葉で語られる怪談も使われている。アンビエントアーティストと紹介したけれど本音源はエレクトロニカと…

「禁じられた遊び」古屋兎丸

古屋兎丸さんの短編集。いろいろなタイプのSFがあって面白い。いわゆる中二病のような空気が漂っていて心地よく読める。少し昭和のホラー漫画のような感じもある。絵柄含め。こういう方向に研ぎ澄ましていく作品、見習いたいと思います。媚びたり小洒落たり…

「カルト」白石晃士

一応ホラー映画かと思われる斬新な作品。B級ホラーを意識したのか、チープなCG、間の抜けた演出、コントのような登場人物、出演女優三人だけ本人役でドキュメンタリー風のカメラなど、いろいろツッコミどころ満載。ツッコミ不在なので観ていて全力でツッコミ…

「おばけのおやつ」押切蓮介

押切蓮介さんの短編集。90年代の昔の作品から書き下ろしまで収録されている。ギャグホラー漫画。勢いがやばいいい作品が収録されている。初期の作品はシュールな伊藤潤二のような作品。伊藤潤二さん自体シュールですが。シリアスもギャグもエッセイもみんな…

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」庵野秀明

人気アニメシリーズ、エヴァンゲリオンのリメイク劇場アニメの第二部。一作目、序と違いストーリーも大きく変わっている。使徒はまたバージョンアップ。新キャラの女の子も登場し展開もTVシリーズと別のルートに。新キャラのマリの必要性は今のところ感じな…

「栽培学批判序説」藤井平司

栽培学についての本。 目先の経済、自然の複雑さを無視した自然科学、表面的な便利さ、そのようなものにとらわれて、より忙しくより貧しくなっている農家にこそ読んでもらいたい著作。 植物本来のあり方、自分の求める金に踊らされない豊かさをしっかり考え…

「明智光秀放浪記」重野なおき

信長の忍びの著者、重野なおきさんのスピンオフ的な作品。全1巻。本能寺の変で織田信長を討った明智光秀の青年期から信長に仕えるまでを描いた作品。史実に基づいたストーリー。かわいい絵柄でギャグテイストが強い4コマ形式。そのかわいさ、ポップさが余計…

「五時間目の戦争」優

全4巻。ディストピア系のSF作品。いわゆるセカイ系にカテゴライズされる作品だと思う。近未来要素が少ない田舎の舞台設定で、ぼくらの、とかに近い世界観。キャラクターや絵柄もかわいいので入りやすい。内容は進むにつれて割とがっつりSF。戦争要素、人間ド…

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」庵野秀明

TVアニメシリーズで大ヒットしたエヴァンゲリオンのリメイク作品。使徒(でかいばけものみたいなやつ)のデザインなど多少の変更はあるものの内容はほぼ同じだと思われる。TVシリーズの頭から立方体の使徒を殲滅するヤシマ作戦のところまでを一本の映画にして…

「緑肥を使いこなす」橋爪健

緑肥の基本について書かれた本。緑肥の基本的な知識、具体的な種類毎の使い方、播種期やすきこみ方、具体的な実践例などが書いてある。基本の部分を理解した上で、実際に使う時にリファレンス的に使うのがよい。緑肥を使いこなす―上手な選び方・使い方作者:…

「Wilderness Time」In the Branches

CD

きれいなギターアンビエントの音源。美しいコードと浮遊感のある音色。これぞギターアンビエントという音源。とても美しいし心地よい音源なのだけど少し独自性に欠ける部分もある。と、個人的に感じた。疲れた時にとてもいいと思う。ギターアンビエント聴き…

「なんで生きてるかわからない人 和泉澄25歳」あぬ

全2巻。タイトルに魅力を感じ購入。フリーターの女性の日常の悩みを描いた作品。自分がうつ病だった時を思い出すくらい悩みの描写がリアル。陰惨さだけを追い求めたグロ作品とは一線を画した描写。素晴らしい。グッとくる。中盤から終盤にかけて、何か解決し…

「0%」青葉市子

CD

弾き語りアーティスト青葉市子さんのアルバム「0」の曲目のライブアルバム。ライブ盤とは思えない歌とギター演奏のクオリティ。すげぇな、となる。音質もよくライブの空気感とクリアさがちゃんと同居している。弾き語りのライブ音源としては理想的なのではな…

「マサシ!!うしろだ!!」押切蓮介

押切蓮介さんのホラーギャグ短編集。押切さんのおばけギャグが炸裂している。実にしょーもない最高の作品。くだらなくてクスッと笑える。気合の入った押切蓮介作品最高に好きですが押切さんのこういう作品も好きだなと改めて思う。シュールなセンスがキレキ…