kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

2018-01-01から1年間の記事一覧

「光のなかに立っていてね」銀杏BOYZ

CD

銀杏BOYZのオリジナルメンバー最後のスタジオアルバム。とてもポップでものすごくノイジーな作品。うたものにもかかわらず本当にノイジーでノイズの音源よりうるさいと思う。好きですが。個人的にはINCAPACITANTSやメルツバウよりうるさく感じる。マゾンナに…

「Koyaanisqatsi」Philip Glass

CD

フィリップ・グラスのサウンドトラック音源。エレクトロ要素が混じったクラシック。暗い映画っぽい音楽。文明批判映像作品に使われていたらしいです。そちらも気になる。まっとうに質の高いサウンドトラック、という印象です。ちょっとダークな雰囲気です。…

「Monoliths & Dimensions」Sunn O))

CD

Sunn O)))の割と新しい方のアルバム。重低音ギターだけでなく、ホーンや声など様々な音が使われている。映画のサウンドトラックのような壮大さがある。全体的にSunn O)))の中では聴きやすい作品。一番アンビエントよりかと思われます。素敵な作品です!ぜひ…

「オッドマン11」道満晴明

道満晴明さんの作品。ひとりの普通(?)の女子高生が異形の女子高生とバトルするという流れの異常な日常漫画。相変わらずパンチある。続刊情報はありません。流れはありますがショートストーリー形式です。オッドマン11人全員が出ないので大変続きが気になる…

CASINO/Epiphone

エピフォンの人気機種カジノです。弾いたのは青島工場のものです。カジノの中では安価で評判もあまりよくないみたいですが、個人的には全然気になりません。他のカジノを弾いたことがないので比較はできませんが、弾いてみた印象は全然悪くありません。エア…

「Chance Meeting」Nurse With Wound

CD

Nurse With Woundの初期の方のアルバム。ギターをメインに据えたエクスペリメンタル。ギラギラに尖った音がすげぇかっこいい!ダークな雰囲気なのですがアンビエントな感じよりオルタナ感が強いです。サウンドのせいかな?小洒落たのが嫌いな人も斜に構えた…

「copy」Syrup16g

CD

日本のロックバンド、Syrup16gのアルバム。キャッチーなメロディー、まっすぐな言葉、ソフトな厭世感、心地よいけだるさ、とても素敵なバンドです。このアルバムは特にメロディーがいい。メロディーもさることながらベースのフレーズ、音、非常にいいです。…

「Sight」Adam Rogers

CD

ニューヨークのギタリスト、アダム・ロジャースのアルバム。サウンドはしっかりニューヨークジャズ。丸みのあるジムホールの流れを汲んだサウンドかと思われます。シンプルなトリオ編成でエフェクト等も特にありません。速いフレーズも非常に綺麗で音使いも…

「Ambient 1: Music for Airports」Brian Eno

ブライアン・イーノのアンビエントアルバム第一弾。アンビエントの源流といえる作品。エリック・サティがルーツにあるらしい。家具のようにそこにある音楽。主張が強くないので思考に入り込んでこないけど確実にそこに存在する、みたいな感じでしょうか。本…

「 Origin of Symmetry」MUSE

CD

MUSEのセカンドアルバム。バンドサウンドを中心に据えたミューズらしさがしっかりとでた作品。金属的でノイジーなギター、ねばりが強く音域がやたら広い歌声、中二病感が強いクラシック要素(ゴス感?)がある旋律。どれをとってもマシュー・ベラミーだなと感…

「動物たち」panpanya

panpanyaの動物が登場する短編集。女の子も動物もとてもかわいいポップでシュールな作品。例えるなら相対性理論みたいなつげ義春。緻密に描かれた薄暗い背景と鉛筆で書いた線の少ない可愛らしいキャラクター。最近っぽいといえば最近っぽいですが、かなり好…

「TOWN AGE」相対性理論

CD

相対性理論の4枚目のアルバム。これとシンクロニシティーンの間にいろいろ出たけどスタジオアルバムとしてはこれが4枚目。メンバーチェンジの影響かサウンド、アレンジが大きく変わる。ギター、ベース、ドラム以外の楽器も積極的に使用している。楽曲に関し…

「シンクロニシティーン」相対性理論

CD

相対性理論のサード。ファーストとセカンドの間にある印象。声に幼さが戻り、アレンジも少し若返った気がする。かといって退化してる感じではなくちゃんと選択して前に進んだように思える。楽曲クオリティも高い素晴らしいアルバムです。声の感じは一番好き…

「ハイファイ新書」相対性理論

CD

相対性理論のセカンド。ファーストフルアルバムになるのかな?とりあえずセカンドです。全体的にぐっと大人になった印象。歌声も幼さが減りおねぇさん感が強くなりました。ギターを中心に演奏もアレンジも大人になった感じ。音数も少し増えた。若いバンド、…

「シフォン主義」相対性理論

CD

相対性理論のファースト。一世を風靡した日本のポップスのエポックメイキングな作品。だと思う。シンプルなバンド編成、キャッチーなメロディ、サブカル感のある歌詞、やたら前に出るベース、そして幼くキュートな歌声。批判的な意見もある男性コーラスも思…

「Mezzanine」Massive Attack

Massive Attackの名盤と言われている音源。名曲tear dropが入っている。全体的にいいアルバムだけどこの曲は抜きん出ていい。本当に名曲だと思う。悪い言い方をすれば、アルバムに対してこの曲のイメージを求めるなら少し物足りなく感じるかもしれません。物…

「The Iron Soul Of Nothing」SUNN O))) meets NURSE WITH WOUND

CD

Sunn O)))とnurse with woundのコラボ作品。それぞれの作品よりこのコラボ作品の方がトラディショナルなダークアンビエントかもしれません。声も入りますがずっとホラー映画のような雰囲気のアンビエントが続きます。癖の強い二組ですが、一緒にやると割と…

「Miss Machine」The Dillinger Escape Plan

CD

The Dillinger Escape Planのセカンドアルバム。以前紹介したファーストアルバムに比べてポップな仕上がりになっている。ポップといってもカオティックハードコアだけど。ちょっとノリやすくなったかな?相変わらずのテクニックではあるがキャッチーになった…

「節約ロック」大久保ヒロミ

全1巻。浪費癖のある30歳の手取り20万円会社員アマチュア貧乏ロッカーが節約を始める話。具体的な節約法が書いてあるがギャグテイスト。実際自分がやったことがある堅実じゃないあほーな節約法がほとんど。それでも他人事とは思えない。くだらない雰囲気が…

「Black Marrow」Ben Frost

CD

Ben Frostの作品。今回も非常に有機的です。生々しい。人間の臭いがむわっとするような作品です。サウンドはノイズ要素も強くプリセット感の少ない音です。素晴らしい。ここらへんも有機的に感じる要素の一つなのかもしれません。作品ごとの変化は今のところ…

「あぶらだこ」あぶらだこ

CD

あぶらだこの2番目に新しいアルバム。通称、穴盤。自分はこんな変なバンドを他に見たことがありません。複雑怪奇なフレーズ、珍妙な叫び、あぶらだことしか言えない雰囲気。独自性において右に出るバンドを知りません。初期音源集においては割と普通のパン…

「The Sixteen Men Of Tain 」Allan Holdsworth

CD

ジャズ、フュージョンのギタリスト、アラン・ホールズワースの作品。 弾き倒してます。変なスケールで。バキバキに早弾きしまくってます。変なスケールで。とにかくすごいです。変なシンセみたいな音でも早弾きしてます。多くのギタリストに影響を与えた偉…

「amorphae」Ben Monder etc.

CD

ベン・モンダーのトリオ、カルテット編成ではない音源。編成が曲によって変わる。音色もいつものスタンダードなものではなくかなりエフェクティブ。ギターアンビエントジャズ、と言っていいと思う。いつもと違うとはいえ、音使いや雰囲気などはしっかりとベ…

「NUM-HEAVYMETALLIC」NUMBER GIRL

CD

多くの日本のバンドに影響を与えたNUMBER GIRLの最後のアルバム。その鋭角サウンドはたくさんの人を魅了し、たくさんのフォロワーを生んだ。針金のようなリズムギター、金属の塊のようなリードギター、ストレートで骨太なベース、遊び心満載のドラム、4人の…

「臆病の穴」史群アル仙

史群アル仙の短編集。全2巻。レトロな画風で寂しい感じの話が多い。藤子不二雄のSF短編集のような空気感かな。でもこちらはなんだかんだで心が暖かくなる話が多い。寂しいけど優しい。一つ一つの話も短いので忙しい時なども気軽に読めます。[まとめ買い] 臆…

「Evocation」Ben Monder

CD

ニューヨークのジャズギタリスト、ベン・モンダーの作品であり、声楽家セオ・ブレックマンが参加した1枚目のアルバム。超高速アルペジオ、不穏なスケール、過激な変拍子、ブレックマンの特殊な歌唱法、かなりエキセントリックな一枚になってます。歪んだギタ…

「蜂雀」七尾旅人

CD

七尾旅人の弾き語りアルバム。ギター以外の音も入っているけど基本的には弾き語り。全然変わったことしてるわけではないのに曲が本当にいいので何回も聴ける!七尾旅人のアルバムの中でも一番好きだし、弾き語りの音源の中でも一番好きです。おそらく。メロ…

「★」David Bowie

CD

デビッド・ボウイ最後のアルバム。フェイバリットギタリストのベン・モンダーが参加している興味が湧き聞いてみた。ベン・モンダーのギターはそこまでたくさん聴けなかったが想像以上にいい作品だった。有名だし活動歴がながいので割とポップで古い感じなの…

「Undercurrent」BILL EVANS&JIM HALL

CD

BILL EVANSとJIM HALLのデュオ作品。ギターとピアノのみです。ジム・ホールは場所によって、輪郭の割とはっきりした音色を使ってます。バッキングの時、フルアコをマイク録りしたようなチャキチャキした音色も使ってます。ピアノと音域の住み分けをするため…

「Locust Abortion Technician」Butthole Surfers

CD

アメリカのオルタナバンドButthole Surfersの音源。かなりクレイジーな趣があり大変素晴らしい。びーびーいってるへなへなのファズギターが最高!バンドサウンドだけでなくいろいろサンプリングなどもしている。かなりアバンギャルド。サウンド的にはグラン…