kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「働かざる者たち」サレンダー橋本

全一巻。ニートの話などではなく、社会人2年目の働くことについて悩む主人公と会社において仕事をしない人々を描いた作品。ギャグ漫画のような雰囲気はあるがなかなか深みがあり重みがある。働くことについて、日常の受け入れ方について、大きなことを言えば…

「本物の野菜つくり」藤井平司

農業のあり方、やり方を歴史と照らし合わせつつ考え直すことについて書かれた著作。具体的なメソッドではなく考え方の基礎となる部分について述べられている。各野菜についても歴史やその性質について細かく述べられている。どのように作るかを知るためとい…

「Returning」Jakob Bro

CD

デンマークのジャズギタリストJakob Broの音源。相変わらずアンビエント寄りの寒い霧の朝のような雰囲気のジャズ。今回はトランペット(多分)もいるカルテット。トリオの方が浮遊感やアンビエント感は強い気がした。メロが強いので一般的には聴きやすいかも。…

「SAPPUKEI」NUMBERGIRL

CD

日本のオルタナロックバンド、NUMBERGIRLの3rdアルバム。NUMBERGIRLのアルバムの中で一番ジャパニーズオルタナ感が強い。わかりやすく尖っている。音色的にも。金属的な響きがある。個人的にはラストアルバムが好きだけど、本アルバムはNUMBERGIRLの尖り方の…

「音楽と漫画」大橋裕之

大橋裕之さんの商業デビュー作品。だったはず。本当に素晴らしい漫画家さん。音楽、山、ラーメン、漫画の4つの短編作品が収録されている。全て素晴らしいが音楽がやはり素晴らしい。ロックのもつ原始的な魅力が詰まった作品。山、ラーメン、漫画もゆるゆるな…

「Hugar」Hugar

CD

アイスランドのポストロックユニットHugarの音源。アンビエントくくりにされることもあるけどネオクラシカルやポストロックといった方がしっくりとくる。アイスランドはポップミュージックも含めアイスランド色が濃い印象があってHugarもその印象をさらに強…

「parting is such」michael garrick trio

CD

ジャズピアニストmichael garrickのトリオ編成の音源。尖りすぎずありきたりすぎず、すごくいい音源。すごく落ち着いて聴ける。曲は落ち着いてる系というわけではないけど。割と変なコードも使うし、テンションも高め。現代的とまではいかないけどモダンな印…

「西田幾多郎-生きることと哲学」藤田正勝

日本の哲学者、西田幾多郎についての新書。西田の生涯、思想の背景、哲学について丁寧に書かれている。 まずはじめに西田がどのような人物でどのような生涯を送ったかが述べられる。 次に最初の著書「善の研究」を中心に、主客未分、純粋経験など初期の西田…

「Antem」Ralph Towner

CD

ジャズギタリスト、ラルフ・タウナーの音源。アコースティックギターのインスト楽曲。ひっかかりがありつつも美しい旋律。表面的な技巧ではなく音楽的技巧というか、奏法で派手さではなく音の運びなど本当にすごいと感じる。アコースティックギターの素晴ら…