kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「Hide the Moon and the Stars」Lage Lund,Bryn Roberts

CD

ジャズギタリストLage LundとピアニストBryn Robertsのデュオ作品。ジャケットのデザインと親和性がある夜を感じさせる落ち着いた作品。非常に素晴らしい。ドラム、ベースがいないことでゆっくりと落ち着いた雰囲気になっている。音の使い方も明るすぎず暗く…

「A GOHST STORY」デヴィッド・ロウリー

死んだ男が幽霊となり、世界に留まり眺め続ける映画。近年稀に見る好みの映画だった。布を被った幽霊という一見コミカルにも思える描写ではあるが内容はシリアスなヒューマンドラマという印象。ホラーではない。一瞬ホラーっぽい描写もあるけど、その描写す…

「東京怪奇酒」清野とおる

エッセイ漫画家清野とおる氏の飲酒ホラーエッセイ漫画。心霊スポット的なところにいき飲酒するという作品。 恐怖から解放された安堵感で街がキラキラして見える感覚、共感する。 それぞれの会議話も飲むお酒もなんだか庶民的ですごくいい。そして、真似した…

「風の谷のナウシカ」宮崎駿

全7巻。ジブリの映画として有名だけどコミック版は内容が違う。生命について、社会について、人間について、非常に深みのある考えを与えてくれる。世界の浄化について。存在のあり方について。生命や生活より優先すべき崇高なものについて。こんなに有名な人…

「pink moon」Nick Drake

CD

アシッドフォークの名盤、Nick Drakeのピンクムーン。うつ病の中、深夜二日間で作られたというストーリーから陰鬱な雰囲気かと思いきやその歌はとても優しい。疲れきった末に生まれる包み込むような優しさといった感じ。シンプルな構成、奇を衒わない歌、し…

「ミュウツーの逆襲evolution」湯山邦彦

昔やっていたミュウツーの逆襲のリメイク版。内容は同じでオール3Dになっている。内容同じだし3Dあまり好きじゃないのでどうだろうなと思っていたけど全然見れた。むしろよかった。流石に元の映画より好きかと問われればそうではないが、見てよかったと思え…

「サマーウォーズ」細田守

日本のアニメ映画。取るに足らない少年が世界を救うために戦う、という割と普通の設定ですがけっこう面白かった。ありがちではあるかもしれないけど、そのありがちさで少し熱い気持ちになれた。タレント声優さん、うまくハマる場合もあるけど、どうしても画…

「LOVE」Age Factory

CD

日本のスリーピースバンドAge Factoryの音源。最近ごりっとしたバンド、ライブハウス以外で聴かないなーと思ってたけど、なかなかごりっとしたバンド。ブッチャーズやファウル、イースタンユースなど北海道のバンドがもつ内向きの暑苦しさにすこし近いテイス…

「Little Nightmares」Tobias Lilja

ホラーゲームリトルナイトメアのサウンドトラック。すげーいい。トラディショナルなダークアンビエントを中心としたアルバム。オルゴールやハミングのメロディも不気味かつどこか懐かしい印象を与える。ゲームの世界観をより際立たせるだけでなく音源として…

「Never the Right Time」Andy Stott

ダークな雰囲気のエレクトロニカアーティストAndy Stottの新譜。これまでの音源に比べてダークな印象は薄めで神秘的な雰囲気が強いかも、と思っていたけど改めて聴きながらレビューするとけっこうダークな雰囲気。一曲目にしっかりとした歌が入ってる。ダー…