kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「騒やかな演奏」NUMBERGIRL

NUMBERGIRLの映像作品。ライブ映像でありライブ映像ではない映像作品。映像作品を作るためのライブを映像に収めた作品。そのため、ライブ映像でありながら、高音質、アングルの良さ、映像としてのかっこよさがしっかりしている。なおかつライブ感はちゃんと…

「Night song」Bryn Roberts & Lage Lund

CD

ニューヨークのジャズギタリストLage LundとピアニストBryn Robertsの二人の音源。ピアノとギターの落ち着いたジャズ。ギターの音色はニューヨークっぽい丸みと甘さがある素晴らしい音色。ピアノとギター、ピアノに音域的に食われてしまうこともありますが本…

「Too Many Voices」Andy Stott

CD

ダークな雰囲気のエレクトロアーティスト、Andy Stottの音源。相変わらずダークな雰囲気。サウンドもかっこよく、キラキラした感じじゃなくのれます。他の作品に比べて音の輪郭が立っている印象。ゆっくり落ち着きたいときは他の作品の方がいいかも。逆に輪…

「Bill Frisell with Dave Holland and Elvin Jones」Bill Frisell

CD

ジャズ、フュージョンのギタリスト、ビル・フリゼールの音源。面白い音使いとジャズギタリストとしてはエフェクティブな音色、やはりギターが気になる音源です。ベン・モンダーやカート・ローゼンウィンセルに影響を与えたと思われる偉大なギタリストなので…

「もしもし、運命の人ですか。」穂村弘

歌人穂村弘さんのエッセイ。テーマは恋愛。気の弱い優しいダメな人、みたいな雰囲気が最高に素敵。他の作品もそうですが、なんとなくへなへなパンクスのような印象がある。今回は恋愛がテーマでガツガツグイグイしてないとこがすごくいい。無駄な詮索、過剰…

「Luxury Problems」Andy Stott

CD

エレクトロのアーティストAndy Stottの音楽。ダークな雰囲気のエレクトロ。本作は女性ボーカルがすごくいい感じ。ローがすごく効いていて仄暗いのだけどがっつりのれる。明るい雰囲気やイケイケなエレクトロはちょっとなー、という方にオススメです。バンド…

「現代の哲学」木田元

現代の哲学、とはいっても初刷が1991年なのでかなり前の著作。ハイデガー、メルロ=ポンティ、フロイトとかそのあたりを大まかに解説している。人間存在、身体問題、言語と社会、構造主義、現象学、そのあたりが扱っている内容。 読んだ感想としては、自分は…

「Intermission 2000-2008」Oren Ambarchi

CD

Oren Ambarchiの音源。だいたいどのアルバムでもいっていることだが音がむちゃくちゃかっこいいし心地いい。いろいろ聴いているとOren Ambarchiの音だなって思うようになってくる。今回は心地よい楽曲から激しめの楽曲までいろいろ楽しめるタイプの音源。ど…

「REALIZE」おとぎ話

CD

日本のロックバンドおとぎ話の新しいアルバム。配信限定で最近リリースされた作品です。 これは近年稀にみる名盤なのではないでしょうか。音数を減らし、まさに研ぎ澄まされたフレーズで構成された楽曲、これまで以上にサイケでドリーミーなサウンド、これま…

「first in mind」Mike Moreno

CD

ニューヨークのジャズギタリストMike Morenoの音源。ギター、ピアノ、ベース、ドラムの音源。非常にバランスのいい音源。ピアノとギターのバランスもいい。ひっかかりのようなものは少ないが単純に良質なジャズ音源として素晴らしい。ギターの音も適度に丸み…

「HAARP」MUSE

CD

MUSEのライブ盤。音質もライブ感を残しつつちゃんと聴ける音質だし、音源とはアレンジ等違う曲もあるし、客のリアクションなど会場の空気感も伝わってくるし、ライブ盤としてかなりいい作品なのではと思います。ギター弾きにはライブ盤おすすめです。マシュ…

「パーティで女の子に話しかけるには」ジョン・キャメロン・ミッチェル

SF短編小説を映画化した作品。パンクロックと宇宙人。こうかくと完全にコメディじゃないか!となるが、コメディではない。音楽もいい感じの作品。やっぱパンクってすげぇ好き。質感とか向いてる方向が好き。楽観的じゃないし、悲観的でもない。前を向いてい…

Werewolf/Tortuga Effects

Tortuga Effectsの歪み系ペダルWerewolfの個人的レビューです。見た目が非常にかわいい2chの歪みエフェクターです。ペダルと書くと人によってはワウやワーミーのようなものを想像するかなと心配になったので言い直しました。機械式のフットスイッチの普通の…

es-330 satin 2018/GIBSON

GIBSONのフルアコes-330の2018モデル。通常のes-330と違いピックアップがリアフロント共にハムバッカーになっている。そのためサウンドはより丸み甘みがありジャズをやるのに適していると思われる。p-90の方が輪郭が立つ感じ。歪ませるとハムの良さがある。…

「KTL 3」KTL

CD

Sunn O)))のスティーヴン・オマリーがやっているダークアンビエントユニットKTLの3枚目の音源。相変わらずサウンドがむちゃくちゃかっこいい。今回は割と動きがあるので寝る時に聴くには向かないけど能動的に聴きたくなる仕上がり。アンビエントの音源は通り…

「月光」ウチヤマユージ

CD

ウチヤマユージさんの作品。全1巻。誘拐犯と被害者の話。ありがちな設定ですが読んでいていいなと思いました。義賊の話、割と好きです。あとおまけっぽい感じでついていたショートストーリーもよかった。元ヤクザの僧侶とその僧侶が即身仏になるのを手伝う妻…

「ニューサマーランド」サーティーン

CD

日本のオルタナティブロックバンド、サーティーンの音源。あついのに爽やか、という独特の雰囲気。ナンバーガールやブッチャーズのようなあつさがあるのに、夏の終わりのような爽やかさがある。ナツノムジナの持つ爽やかさに近いのだけど、もっと秋に近い夏…

「歎異抄を読む」早島鏡正

浄土真宗の開祖、親鸞の思想を弟子である唯円が著した書「歎異抄」の解説書。原文も載っているのでありがたい。 この本を読み、これまで抱いていた浄土真宗の印象が変わった。これまでは、どんな人でも救ってもらえる、それに対して感謝の念仏を唱える宗派、…

「微霊感体質まちこ」灯まちこ

微霊感体質の著者の体験を描いたコミックエッセイ。全1巻。幽霊らしき幽霊が出て来ず霊現象とも言い切れない怪奇体験が描かれている。リアリティ。霊に対する姿勢も庶民的でリアル。霊がいるかいないかはわからないけれども実際に現象としてこの様なことがあ…

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」押見修造

吃音症に苦しむ女子高生が主人公の青春漫画。全1巻。人間が殻を突き破る感じがすごくいい。苦しみにリアリティがあっていいです。カタルシスもあり読後感の良い作品です。最後主人公が叫ぶシーンが個人的に好き。志乃ちゃんは自分の名前が言えない作者: 押見…

「アイ・ケア・ビコーズ・ユー・ドゥ」

数年前メンバーからもらった西島大介さんの作品。全1巻。ポップでデフォルメされた絵柄、お洒落な内容、日常のもつささやかな美しさ、素敵な作品。エイフェックス・ツイン、庵野秀明、X、3つのストーリーが微妙に重なりながら展開する。90年代を懐かしむ雰…

「Substrata」Biosphere

CD

ノルウェーのアンビエントアーティストBiosphereの音源。これは名盤!ダークアンビエント寄りの雰囲気ですが非常に聴きやすい。聴きやすいし深みを感じる。サウンドもかっこいい。寝る時にも聴けるし、集中して聴いても飽きない。テクノっぽいサウンドの雰囲…

「まっくらやみのにらめっこ」ハンバートハンバート

CD

夫婦でやっているカントリーっぽいテイストのユニット、ハンバートハンバートのアルバム。素敵なメロディとコーラスワーク。久しぶりに言葉がしっかり入ってくる良作。自分を通り過ぎていく歌詞がほとんどという中、久しぶりに言葉がしっかり伝わってきた。…

「監督不行届」安野モヨコ

安野モヨコさんのエッセイコミック。全1巻。漫画家安野モヨコさんとアニメ監督庵野秀明さん夫婦のオタク生活を描いた作品。自分の好きなことに真摯に向き合うことの素晴らしさを学びました。あと単純に出かけるの楽しそうだなと思いました。見栄を張らず好き…

「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」竜田一人

福島第一原子力発電所での労働の模様を描いたドキュメンタリー漫画。全3巻。福島第一原発でのドキュメンタリーというとドラマチックで過酷なイメージを抱きがちだが本作はどちらかというと日常をフラットに描いている。何かを暴こうとか闇を照らそうとか、そ…

「11のみじかい話」ハンバートハンバート

CD

日本の男女混合ユニットハンバートハンバートの音源。ルーツにカントリーがあるのかな。バイオリンやアコギ、有機的な音色で統一されている。メロディもカントリー調。柔らかな男女の歌声がすごくいい。コーラスワークも素晴らしい。シンプルで優しい、それ…

「Jerusalem」Sleep

CD

ドゥームメタルバンドSleepの音源。割とトラディショナルなドゥームメタルという印象。音が心地よい。うるさいけどうるさくない。ゆっくりなのもいいね。アンビエントとの親和性が高いなと思いました。歌がないところ、特に好きです。ドゥーム系の音源、個人…

「追憶の風景」alt of society

CD

日本の激情ハードコアバンドalt of societyの音源。エモーショナルなメロディと熱い歌声。他の激情ハードコアバンドと比べてもメロディの力が強く、歌の良さが前に出ている。叫びも歌も熱く迫ってくる。叫んでいても言葉がちゃんとこちらに届いてくる。これ…

「Drop You Vivid Colours」Luminous Orange

CD

日本のオルタナティブロックバンドLuminous Orangeの音源。浮遊感がありつつオルタナ感の強い女性ボーカル。演奏やアレンジもシューゲイザー、オルタナ感が強い。ジャパニーズオルタナなマイブラみたいな感じ。ちょっとピクシーズ感も。ギターが印象的かつ効…

「Strange Mercy」St.Vincent

CD

St.Vincentの音源。雑に表現すると、ギターが上手くて音色も面白いビョーク、みたいな感じ。曲も歌もすごくいいけど、ギター弾く人間としては音の素晴らしさに気を奪われる。シンセのような、なおかつギターの持つ有機的な側面がしっかり出ている、個性が立…