2020-01-01から1年間の記事一覧
社会派ホラーという見出しだったけどホラー映画という感じではなかった。一応パニックものになるのでしょうか。幽霊とか化け物は出てこない。グロはないけどデッドコースターとかそういう感じの内容。内容は失礼な言い方をすると可もなく不可もなく面白かっ…
まず先に言っておくべきことは、この日本語訳の著作が原書の縮小版であるということである。そのためか良くも悪くも入門書という性質を持っているように思える。原書は読んでいないので何とも言えないが、それを踏まえた上でレビューしていきたい。 まず全体…
アメリカのグランジバンドNirvanaの1stアルバム。3つのスタジオアルバムの中で一番わかりやすく荒々しい。曲もストレートに歪んでいる。原石のようなかっこよさがある。個人的には後期作品の方が好きだけど、こちらはこちらにしかない良さがある。走り抜け…
ポケモンのアニメ映画。内容はまとまってる。まとまってるけど少し薄め。ミュウツーというキャラクターが特別好きなので飲酒しながらいい気分で見れた。淑女のミュウツーも割と悪くない。けどここぞという時に覚醒して欲しかった。序盤からがんがん好きなタ…
Oren Ambarchiさんの音源。これは非常に素晴らしい。とにかく音がすごくかっこいい。もっちりした浮遊感のある音が多めだった印象がありそれはそれで最高なのだけど、この音源はもう少し尖っている。カテゴライズするならダークアンビエントかな。重圧感があ…
日本のロックバンドACIDMANの初期のアルバム。コードの使い方が秀逸。楽曲構成やテクニック的な部分で複雑化する前の作品という印象があるがコード使いは初期の音源の頃から素敵。壮大なイメージは最初から。インスト曲もいい曲でいい位置に置いてある。バン…
元嘘つきバービーの岩下さんがギターボーカルのバンドニガミ17才の音源。嘘つきバービーの怪しげな雰囲気がありつつもお洒落な聴きやすさがあるバンド。岩下さんの水木しげる妖怪っぽい声質もバックの演奏が変わるとお洒落感みたいなのを感じる。キーボード…
主人公である猫のメイを操作し、セリフや行動、行く場所などを選択することで物語が展開していくゲーム。これまでやったゲームの中で一番物語が凄かったかも。ギンギンに尖りまくったセリフの数々、リアリティのある人間の心に巣食う絶望の描写、ぶっ壊れそ…
日本のロックバンド、フジファブリックの一枚目。不思議な雰囲気のメロディだけどしっかり聴かせてくれるし胸にグッとくる。今の形や、ボーカル志村さん時代の後期に比べ尖った印象。荒削りな良さがある。初期の方が近寄り難い雰囲気あるバンド多いけどフジ…
アンビエントの巨匠と言われるWilliam Basinskiの新譜。新譜といっても聴き始めたのは随分前なので出たばっかりというわけではない。そもそもこのレビューブログが何回も聴いてとりあえず味わい尽くしたかな?という感覚になってから記事にしてるので最新の…
ニューヨークのジャズギタリスト、マイルス・オカザキの音源。コンテンポラリーなジャズ、知らない人が聴いたらジャズなの?となるような現代音楽やプログレ寄りのものではないのだけど、変わった音の運び方や不思議なリズムの癖のあるジャズ。ジャズのもつ…
関西のアイドルグループ代代代のアルバム。正直これはすごい。J-popにカテゴライズされてるけど、ポップスな訳がない。エクスペリメンタルな方々が多く出るようなライブハウスでの共演を除き、ここ数年で聴いた日本のロックやポップスなどの音楽の中で1番尖…
全8巻。ひきこもりの主人公が1人の少女と出会い成長(?)していく物語。アニメ化もしているが漫画の方と内容は結構違う。漫画の方が攻めた内容。アニメの方が盛り上がりやすくわかりやすいが、主人公のダメさ、話の救いのなさ、重みなどは漫画の方に軍配が上が…
実験音楽家Oren Ambarchiの音源。灰野敬二、スティーブン・オマリー、ジム・オルークとかそこら辺の皆様と交流があるアーティスト。実験音楽家とネットで見かけたから書いてみたけど割と聴きやすい音楽。実験的ではありますが。音がとにかく心地よい。本作は…
Vtuber輝夜月の音源。あなたへのおすすめで出てきて、以前何かで見かけた時にすげー声だなーと思ったので聴いてみた。うたったらどうなんのかな、と気になった。 聴いてみるとアヒト・イナザワがプロデュースしたのか?!と思うくらいVOLAっぽかった。歌い方…
押切蓮介さんの謎の本。押切蓮介さんの短編漫画、絵日記的なもの、対談、文章、他の漫画家さんの漫画や文章、そして、押切さんの作った音楽のCDがついていたり、総合エンタメ作品。参加してる漫画家さんも清野とおるさん、見ル野栄司さんなど尖った面子。収…
アイスランドのネオクラシカルアーティストOlafur Arnaldsの新譜。bonoboなどのアーティストとのコラボ楽曲もあり歌も収録されている。アイスランドらしい冷えた美しさが素晴らしい。ピアノを中心に切なくも胸に込み上げるようなメロディが有機的な印象を伴…
日本のガールズロックバンドtricotの初期の方の音源。変拍子を駆使したテクニカルでトリッキーなリフとキャッチーなメロディが同居するオルタナティブロック。死んだ祖父など親戚が出てくる長い夢を見て変な感覚で目覚めた時、ギターがジャキジャキなってる…
アンビエントアーティストhuruka nakamuraさんとbaobabさんの合作音源。たまたまYouTubeか何かでnakamuraさんと誰かのコラボ楽曲を聴いてすごくいいなとなりまして、Apple Musicで検索。探してた音源は見つからなかったけど代わりに聴いてみてよかった。ちょ…
シンガーソングライター大森靖子さんのライブ音源。この音源はとてもいい。ライブのクオリティがものすごく高い。初めて見た時、衝撃を受けた。大森靖子さんが売れる前、自分も出た円盤さんのフェスっぽいイベントで別会場で歌っていたのをみて驚いた。技術…
デンマークのジャズギタリストJakob Broさんのトリオ編成の音源。やはりトリオは音がしっかり聴こえるし、ギターも複雑味を持っているものが多いので好き。何枚か聴いているとJakob Broさんのイメージが出来てくる。北欧っぽさとビル・フリゼールさんっぽさ…
日本のロックバンド、銀杏BOYZのアルバム。前作から6年ぶりくらいだったはず。先に言っておくとこれはすごいアルバムだと感じた。前アルバムリリース以降、オリジナルメンバーの脱退以降、個人的にあまりグッとくる瞬間がなかった。ライブも一度観に行ったし…
物理学者アインシュタインの生涯を大まかに描いた学習漫画的なコミック。特殊相対性理論、一般相対性理論、平和活動についても触れられている。 読み返さずに雑に捉えて覚えられたところをまとめてみたい。 特殊相対性理論について ・光の速さは一定 ・E=mc2…
スウェーデンのベーシストBjörn Meyerの音源。多弦ベースを用いたアンビエント、ジャズ作品。アンビエントっぽいジャズを多く取り扱っているECMからのリリース。高音域を多用しているためバリトンギターのような響き。音数は多くなく、なおかつ、空間が満た…
混植・混作・輪作についての様々な記事を集めた本。体系的に書かれたものではなく、関連する記事を集めたもの。 以下、気になった点のメモ。 ・ハーブをコンパニオンプランツとして トマト バジルミントセージタイム ナス タイム じゃがいも わさびだいこん…
全一巻。ニートの話などではなく、社会人2年目の働くことについて悩む主人公と会社において仕事をしない人々を描いた作品。ギャグ漫画のような雰囲気はあるがなかなか深みがあり重みがある。働くことについて、日常の受け入れ方について、大きなことを言えば…
農業のあり方、やり方を歴史と照らし合わせつつ考え直すことについて書かれた著作。具体的なメソッドではなく考え方の基礎となる部分について述べられている。各野菜についても歴史やその性質について細かく述べられている。どのように作るかを知るためとい…
デンマークのジャズギタリストJakob Broの音源。相変わらずアンビエント寄りの寒い霧の朝のような雰囲気のジャズ。今回はトランペット(多分)もいるカルテット。トリオの方が浮遊感やアンビエント感は強い気がした。メロが強いので一般的には聴きやすいかも。…
日本のオルタナロックバンド、NUMBERGIRLの3rdアルバム。NUMBERGIRLのアルバムの中で一番ジャパニーズオルタナ感が強い。わかりやすく尖っている。音色的にも。金属的な響きがある。個人的にはラストアルバムが好きだけど、本アルバムはNUMBERGIRLの尖り方の…
大橋裕之さんの商業デビュー作品。だったはず。本当に素晴らしい漫画家さん。音楽、山、ラーメン、漫画の4つの短編作品が収録されている。全て素晴らしいが音楽がやはり素晴らしい。ロックのもつ原始的な魅力が詰まった作品。山、ラーメン、漫画もゆるゆるな…