ニューヨークのジャズギタリスト、マイク・モレノのアルバム。出身はヒューストンらしいけどニューヨークが拠点のようです。ジム・ホールの流れを汲むギタリスト。音も丸くて、それでいて一音一音はっきりしている。素敵です。トリオ編成。音使いはすごく綺麗。心地いい音選び。最後の曲のRadioheadのカバーも秀逸です。やはりこっち系のジャズギタリスト好きです。
東京のヒップホップ色の強いオルタナバンド、底なしのバケツのようにざらざらのファーストアルバム。ライブ同様、すべてのパートが見事に絡み合う。ギター2本のフレーズも音色も住み分けできている。無駄なフレーズがないように思われる。リズム隊も同様に頭に残るのに悪目立ちしない素晴らしいフレーズで構成されている。音色がシンプルで、フレーズで勝負しているなと本当に感心する。もちろん、音色も素晴らしい。奇をてらう事なく、純粋にいい音。ミックスのバランスも素晴らしいです。最近はあまり多くない技術の芯がしっかりしたバンドだと思います。本当にテンション上がります。ぜひ!
関西ゼロ世代と呼ばれたバンドの一つ、ミドリ、最後のアルバム。アバンギャルドでポップなバンドでした。ウッドベース、クラシカルなピアノ、ジャズテイストがあるドラム、オルタナティブなギター。そして何よりキュートで破壊的なボーカル後藤まりこ氏のカリスマ性。すごいバンドだったと思う。本作は割とポップ寄り。とはいえ、二曲目からバキバキに攻撃的な曲。ドラム、えらいことなってる。手数が多い、ジャズ寄りなフレーズで。ナンバーガール、凛として時雨などの手数の多さとは別な感じです。後藤氏の声、とてもいいです。初期アルバムはもっとパンク感全開でしたが後期になると歌い上げている感じがあります。荒々しい歌い方もまっすぐな感じです。個人的にはセカンドが一番おすすめですがこちらも良い作品になってます。ウッドベース感は一番強いかも、そんなことないかも。キーボード、ハジメタルさんの歌も収録してます。後藤さんのコーラスがなんかとてもいい。
60年代のアメリカのジャズギタリストGrant Greenの名盤と言われているアルバム。非常にシンプルで気持ちのいいプレイが楽しめる。サウンドはエアー感がありつつも輪郭のはっきりしたこりっとしている。グラントグリーンの使用ギターはエピフォン・カジノと基本的に同じ仕様のギブソンes-330らしい。セミアコのような薄さながらフルアコ構造であり、ピックアップにハムではなく高出力のシングルコイルP-90を載せている。このようなスペックがこの音を生み出していると思われる。情報そのまんまの音だなと思います。カジノでジャズをやるとこういう音になるのかも。カジノやes-330が気になってる方、参考になると思います。
アメリカのグラインドコアバンドAnal Cuntのアルバム。とりあえず一曲聴いてほしい。聴けばすぐわかります。最高です。あほですね。ベリーショートでベリーハードコアなアナルカント。ナパームデスのような雰囲気ではなくもっと偏差値低い感じ。自分は俄然こちらが好きです。サイコー!!
https://itunes.apple.com/jp/album/40-more-reasons-to-hate-us/443977202?uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog