沖縄出身ナツノムジナのセカンドアルバム。相変わらずのハイクオリティ。ますます若者らしからぬ渋さと落ち着き、それでいて、奥が深い攻め方をしているギターサウンド。表面的な激しさではなく粋な激しさがある。エフェクトの使い方、各パートの絡み合い、フレーズの置き方、全てがうまいなぁと感心する。ギター弾く人間としては、ギターに注目せざる得ない。ちゃんと二本ギターがある。埋めるギターはなく、しっかり両方必要と思わせる形に出来上がっている。思想的なものがぱっと伝わってくる感じではないけど非常に味わい深い音楽だなと。あとさわやかな夏の終わり感を勝手に感じる。