細川貂々さんのエッセイ漫画。夫が鬱になったときのことを描いた作品。宮崎あおい、堺雅人主演で映画化もされている。ストーリー自体は特別なものではないのですが、鬱経験者としては涙なしに読めない作品です。映画の方は鬱経験前に観ていて、いい話だなーくらいに思ってました。が、しかし!自分がなってみてから観ると、涙腺にグイグイくる。なんとも自己中心的な人間だなと再確認できました。ですが、これ、自分以外でも起こりうると思います。多くの鬱に苦しんでる人に希望を与え、多くの鬱に苦しんだ人に周りへの感謝を改めて再認識させるいい作品だと思います。原作の漫画もやはりグッときます。周囲の皆様に本当に改めて感謝。自分も苦しんでいる人に良い影響を与えられる作品を作りたいなと思いました。何かしてあげたい、ではなく、自分が好きなことをやって、その生き様をみて、勝手に救われてくれたらすごく嬉しい。やはり自己中心的ですね。いろいろ再認識させてくれる良い作品でした。
- 作者: 細川貂々
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 文庫
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