kazki//okadaの備忘録

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「LIVE AND LOUD」Nirvana

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グランジロックバンドNirvanaのライブ盤。サードアルバムまでのすべての曲から選んで組んであるのでいろいろな時期の楽曲が楽しめる。そして、演奏も出来上がった状態なので実にいい。スタジオ音源よりいいのではないかと思える迫力。迫力というか何か伝わってくるものがある。ライブ盤がいいと思えるバンドはあまり多くないがNirvanaはライブ盤がすごくいい。楽曲が楽しめる音質は保ちつつ、しっかりとライブの勢いが残っている。バンド自体に力があるからできることだと思う。それは演奏技術や音作りの話ではなくて。楽曲もいいのだけどカート・コバーンの声がやはりすごくいい。どのライブ盤もすごくいい。最後のネームレスエンドレス、いいノイズ感。よくわからないエネルギーが伝わってくる。伝わってくるというか自分がエネルギーを勝手にそこに感じているだけかもしれないけど、そのきっかけを作ってるのはこの音源であり、真の原因がどこにあるかは実はどうでもいい。複雑にいろいろなものが絡み合った結果、この音源からエネルギーを感じている自分がいる、というのが大事な気がする。分析は大事だけど、認識や感情、自然も含めて複合的なので、一側面切り取り、理解した気にならないように気をつけたい。それは科学盲信と同じ。

Live and Loud