kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

「pink moon」 nick drake

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 nick drakeの遺作。アシッドフォークの名盤。けだるい弾き語り。2晩で録音されたという音源。不必要なものが削ぎ落とされ楽曲の良さとけだるい雰囲気だけがそこにある。遺作ですが絶望を纏った雰囲気はなく力が抜けて優しさすら感じる音源です。でもその奥にある何かがけだるさとなって表へ滲み出てきている感じ。朝などに聴くのもいいんじゃないかと思います。

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Pink Moon *3

*1:Remastered

*2:Remastered

*3:Remastered

「SUPER SIZE ME」モーガン・スパーロック

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1ヶ月マクドナルドのスーパーサイズを食べ続ける実験のドキュメンタリー。ファーストフードの闇を世間に明かした作品。偏りはあるし、極端な実験でもあるが、人々が考えるきっかけとしてすごく大きな役割を担った作品だと思う。ファーストフードの怖さ以上に業界やビジネスの闇を感じた。怖いのは食物ではなく人間ですね、なんて月並みな感想。でもほんとそう。

スーパーサイズ・ミー [DVD]

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「秘密」大友啓史

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久しぶりにドラマっぽい邦画を鑑賞。近未来ミステリみたいな感じなのかな?俳優さんがイケメンばかりで男同士の友情や顔の高さもあり、腐女子受け感を感じてしまいました。内容の話ではありませんが。いや、そういう部分は内容にも影響すると思います。芸術作品をみた、という気分にはなりづらい作品ではありましたが、そういう規制の中で表現をしていく作品や監督にこそ強さや美しさを感じる人も映画に詳しい人には多いことでしょう。個人的にはもう少しわかりやすく"わかりにくい"方がみやすいかなと思いました。

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「調べる相対性理論」相対性理論

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最近出た相対性理論のライブ盤。ライブ盤の必要性を感じないバンドだと思ったのですが、実は相対性理論、なんだかんだでかなり好きなので聴いてみた次第であります。うたも演奏も安定感がすごい。驚きの安定感。すごくしっかりしてる。が、やはりライブ盤リリースの必要性がわからない感じではありました。ライブ観た人は違うかな。

「HIMITSU GIRL'S TOP SECRET」ZAZEN BOYS

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日本のオルタナティブロックバンドZAZEN BOYSのシングル。シングルというよりepという感じでしょうか?ミニアルバムというには少し短いかも。切れ味鋭いテレキャスターのバッキング、それに劣らぬ切れ味と透明感のあるストラト(おそらく)、攻めたベース、複雑だけど安定感があるドラム、かっこよすぎる変拍子のリフ。変な曲なのにガッチリしていて安定感もあり、なおかつバキバキに攻めている。ZAZEN BOYS大好きな自分を認めざるを得ない。割とニッチなバンドもいろいろ聴いてきたつもりですがZAZEN BOYSやはり何にも代え難いかっこよさがあります。そして、その中でもこの音源、ギターのバッキングの音のかっこよさでは右に出る者がいないのではないでしょうか?ZAZEN BOYSの中でも音質的な部分では一番かっこいいなと感じる音源です。USODARAKE TAKE2のイントロのバッキング、ZAZEN BOYSの中でもいい音のギターを聴きたいならここがポイントってくらい好きです。曲も5曲とも最高。聴いたこと無い人に勧めるならこの音源かなと思います。今のZAZEN BOYSと比べて少し違いますが。一番勢いのある音源だと思います。4以降は4以降で別の良さがありますが。どっちも同じくらいかっこいい。進化という観点から見れば4以降の方が凄いなとは感じますが。とにかく超おすすめの音源ですよ。

 

「デストラクション・ベイビーズ」真利子哲也

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割と最近の邦画。インディーズな邦画の空気感があっていいなと思った。音楽はナンバーガール向井秀徳氏が担当。やっぱギターの音がむちゃくちゃいい。これぞ向井秀徳という音。エンディングもエレキギター弾き語りなのですが音も唄もとてもいい。内容はまさによくわからない衝動を描いている。自分は暴力衝動が全くないので共感はしないし凶暴な人間が苦手なのでこんな人いたら心底関わりたくないなと思ったけど、自己破壊衝動的な部分ですごく共感というか憧れというかあつくなる部分があった。自分にとって特別だったり特殊な作品とは言えないがすごくシンプルに伝わってくる映画だなと個人的には思いました。監督の意図した受け取り方をしているかわかりませんがすっと自分に消化できる作品でした。

「アニメ監獄学園を創った男たち」ハナムラ

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アニメ監獄学園の制作ドキュメンタリー的な漫画。といってもドキュメンタリーとしての側面よりギャグ漫画の要素の方が強い。個性豊かなスタッフ、声優の紹介と阿呆らしいと思われることに全力を尽くす大人たちが描かれている。制作に関わる内容というより、制作のパッションを描いた作品。くだらなくも熱い仕上がりです。