「はねバド！」濱田浩輔

濱田浩輔さんのかなり攻めた女子バドミントン漫画。全16巻。初期と中期以降でかなり雰囲気と絵柄が変わる。初期は画像のような萌え要素が強いかわいい感じの絵柄でギャグ要素も強い。しかしどこかクレイジーな印象も垣間見える変な感じ。話が進むにつれて絵柄も内容も攻撃的になっていく。絵柄はしっかりスポーツ漫画な感じになり、内容もゴリゴリのスポーツ漫画に。主人公も天然系のふわふわした天才から特殊な技を使うラスボスという雰囲気に変貌する。かなり歪んだ性格のキャラクターに。試合の描写も細かく長くなっていくけどダラダラした感じではなくなかなか面白い。全体的にキャラクターがすごくいい。キャラの作り方、対戦時の能力などもわかりやすく立っているけど、超人的になりすぎてないところもいい。前作でラブコメ描いてたのもあって女子の描き方もうまいと思う。総括するとすごく変な作品だなと思うけど面白かったしすごく好きだった。久しぶりに最新刊までリアルタイムで追っていた作品なので最終巻の全員出てくる感じ、卒業式みたいな寂しさと心地よさがあった。実際の自分の卒業式よりそういうの感じたかも。アニメ化もしてるし、アニメきっかけで読みはじめたけど原作がおすすめ。アニメいまいちだった人には原作見てほしいなーなんて思います。普通の作品となんかズレてる感じあるけど自分はすごく好きですー。

はねバド！ コミック 全16巻セット