スウェーデンのベーシストBjörn Meyerの音源。多弦ベースを用いたアンビエント、ジャズ作品。アンビエントっぽいジャズを多く取り扱っているECMからのリリース。高音域を多用しているためバリトンギターのような響き。音数は多くなく、なおかつ、空間が満たされたような音が素晴らしい。非常に美しい。コード感や音運びなどギタリストとしても本当に参考になる。ソロの弦楽器の作品として今まで聴いた中でもかなり好みの作品。北欧というイメージのせいか、冷えた美しさを感じる。少し暗い霧のようなイメージも湧く。この空気感を出そうとしたら真似事になるのだろうなと思う。じめじめとした蒸し暑い日本で自分は自分に合った音楽を探したいと思いました。でも音の響きの素晴らしさは参考にしたいです。