これまた未公開の過去記事が出てきたので公開いたします。だいぶ前の記事になります。
以下本文です。
中島義道さんが日本における対話の欠如についてなど述べている本。
中島義道さんの著作は読むたびにいろいろな気付きをもらえる。
日本において言葉が軽視され無力化されていることは明らかなことであるのにそこに気付かずにいた自分に驚いた。
式典における挨拶などで並べられる何も語ってないに等しい言葉の数々。圧殺される反論。思いやりの名のもと封じられる指摘。誰一人従わない公共の放送。
言わなくてもわかるでしょはまだマシであり、空気読んで黙っとけ、というのが蔓延している。
空気を読む、読もうとすることは重要なことではあると思うが、多数派、常識、大衆のしょうもない意見に流されることを空気を読むことと勘違いしてはいけないと思う。
本の内容とずれてきているのでこのらへんでやめておく。
定期的にこのような本を読むことは自分にとって非常に大切なことだと改めて思った。自分自身を見失わないためにも、知らず知らずのうちに加害者にならないためにも。