kazki//okadaの備忘録

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「蟹に誘われて」panpanya

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panpanya先生の短編集。これもこれまで紹介した作品同様素晴らしい。相対性理論つげ義春。前も同じことを書いたが作品毎の特色は大きくないので、一つ好きだったら全部好きだと思う。その逆も言えるけど。私は全部好き。どの作品も素敵なので、どれからおすすめしてよいものかわからない。全部いいからどれから読んでもいいと思うよ、という投げやりなすすめ方になってしまう。けど、本当にそう。それは大して好きじゃないからだ!本当に好きならちゃんと意見があるはずだ!などという人もいるかもしれないが、好きという感情がそもそも主観的なものなので、相対的であり、程度をはかることなどできないと思う、といいたい。実際、どの作品を読んでもいいなと思うので。自分は、これがこうでこうだからこの順で読むのが好き、とか、ここがこうなとこが好きとか、そういう好きな形が多いのだけどpanpanya先生の作品はそういうのがあまりない。漠然と雰囲気がすごく好き。他の漫画家さんと同じく好き。一人の人間の中でも好きという感情のあり方に多様性があるということに気付くきっかけになった作品、漫画家かもしれません。本の内容と全然関係なくてごめんなさい。

蟹に誘われて

蟹に誘われて

  • 作者:panpanya
  • 発売日: 2014/04/25
  • メディア: コミック