kazki//okadaの備忘録

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「死にカタログ」寄藤文平

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死についてわかりやすくポップにまとめた本。イラストや図が多く非常に読みやすい。はじめ数ページ、著者は死の本質に迫ろうとするも、その重さ、深さにのまれ失敗。その結果、いろいろな死のデータや考え方を集めてまとめて提示する、という方法に切り替える。そのためか抽象的にならず、主観にも寄りすぎず、とても興味深い内容になっている。内容として、いろいろな文化の死の捉え方、日本における死因や死の場所、偉人の死に方、など、いろいろ挙げられているので大まかに死を見ることができる。深淵に迫る哲学書などは、重すぎたり難しすぎたりとなかなか一般に死を考えるキッカケになりづらいが、この本は人々が死について考えるきっかけとして非常にいい本だと思う。子供から大人までオススメしたい本。子供でも楽に読めます。読んだ後、どうなるかはその人次第ですが!

死にカタログ(だいわ文庫 D 339-1)

死にカタログ(だいわ文庫 D 339-1)