「 さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」永田カビ

永田カビさんのエッセイ漫画。題名からレズ風俗のレポ漫画と思われそうですが、ただのレポ漫画かというと全然違います。レズ風俗がどうだったか、ではなく、レズ風俗に行こうと決めるに至るまでの経緯や心情、高校卒業からの人生が描かれている。自分は過酷な人生を送ってきたわけではないけど、すごく共感というかグッとくるものが多かった。社会との関わり、精神疾患、苦しみながらの努力、創作に繋げようという意識(言い訳？)、決心したとき世界が変わる感じ、呼吸がしやすい感じ、いろいろ勝手に重ねてグッとくる。世界は広くなっていた、というシーンの描写、フラッシュバックみたいに伝わってきて本当にすごいなと思った。本当に素敵な作品を世に出す方だなと改めて思いました。素敵の一言では言葉足らずですが。

余談ですが頭の可視化について書いている部分、本当にわかるー！！となりました。ものすごいすっきり。

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ