kazki//okadaの備忘録

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「WhatFunLifeWas」bedhead

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スロウコア/サッドコアのバンドbedheadのアルバム。スロウコアをちゃんと聴くのは初めてなのだけど非常にいい。気だるい雰囲気、滲むギター、じわーと沁みる歪み、弦楽器の絡み合い、気持ちいい。聴くきっかけはdoomerについての動画をたまたま見たのがきっかけ。年末、十数年ずっと交流している特別な友人がdoomer世代みたいな感じのスタンスだったのをみて、なんかdoomerには独自の魅力があるなと思って以前見たdoomerの動画をもう一度見た。その動画でdoomerはスロウコアをよく聴くみたいなことを言ってて、なんとなく、ああ、スロウコア聴こう、となった。むちゃくちゃアホみたいなきっかけだけどすごい肌にあってるなと感じた。ドローンドゥーム聴いた時も感じたけど自分は遅いのが好きなのかもしれない。

スロウコアという名前だけ見るとストーナーロックとかドゥームメタルみたいなゆっくりのズーンてやつなんかな?なんて思うけど、割と遅くないしドロドロしてないしわかりやすいハードコア感はない。どちらかというとローファイヒップホップやアシッドフォーク的な気だるいオシャレ感がある。このアルバム以外ちゃんと聴いてないので無責任なことしか言えないけどいろいろザッピングみたいに探してた時はそんな印象。このアルバムも気だるく、心地よい脱力感に包まれている。それでいて麺に絡むスープみたいな感じでうまく音が絡み合っていて気持ちいい。変に気張ってなくていい。自分の作る音楽とは真逆みたいな感じだけどすごく好き。なんとなくやる気出なくてだるい時、ぼーっと聴いたりするとすごくよさそう。自分はしんどい朝とかゆったり聴きながら仕事したりしてました。今、聴きながら書いていたのだけど、なんとなく全ての激情がなくなったカートコバーンみたいな感じもあるかも。

 

https://music.apple.com/jp/album/whatfunlifewas/791777297