kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

「調べる相対性理論」相対性理論

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最近出た相対性理論のライブ盤。ライブ盤の必要性を感じないバンドだと思ったのですが、実は相対性理論、なんだかんだでかなり好きなので聴いてみた次第であります。うたも演奏も安定感がすごい。驚きの安定感。すごくしっかりしてる。が、やはりライブ盤リリースの必要性がわからない感じではありました。ライブ観た人は違うかな。

「HIMITSU GIRL'S TOP SECRET」ZAZEN BOYS

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日本のオルタナティブロックバンドZAZEN BOYSのシングル。シングルというよりepという感じでしょうか?ミニアルバムというには少し短いかも。切れ味鋭いテレキャスターのバッキング、それに劣らぬ切れ味と透明感のあるストラト(おそらく)、攻めたベース、複雑だけど安定感があるドラム、かっこよすぎる変拍子のリフ。変な曲なのにガッチリしていて安定感もあり、なおかつバキバキに攻めている。ZAZEN BOYS大好きな自分を認めざるを得ない。割とニッチなバンドもいろいろ聴いてきたつもりですがZAZEN BOYSやはり何にも代え難いかっこよさがあります。そして、その中でもこの音源、ギターのバッキングの音のかっこよさでは右に出る者がいないのではないでしょうか?ZAZEN BOYSの中でも音質的な部分では一番かっこいいなと感じる音源です。USODARAKE TAKE2のイントロのバッキング、ZAZEN BOYSの中でもいい音のギターを聴きたいならここがポイントってくらい好きです。曲も5曲とも最高。聴いたこと無い人に勧めるならこの音源かなと思います。今のZAZEN BOYSと比べて少し違いますが。一番勢いのある音源だと思います。4以降は4以降で別の良さがありますが。どっちも同じくらいかっこいい。進化という観点から見れば4以降の方が凄いなとは感じますが。とにかく超おすすめの音源ですよ。

 

「デストラクション・ベイビーズ」真利子哲也

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割と最近の邦画。インディーズな邦画の空気感があっていいなと思った。音楽はナンバーガール向井秀徳氏が担当。やっぱギターの音がむちゃくちゃいい。これぞ向井秀徳という音。エンディングもエレキギター弾き語りなのですが音も唄もとてもいい。内容はまさによくわからない衝動を描いている。自分は暴力衝動が全くないので共感はしないし凶暴な人間が苦手なのでこんな人いたら心底関わりたくないなと思ったけど、自己破壊衝動的な部分ですごく共感というか憧れというかあつくなる部分があった。自分にとって特別だったり特殊な作品とは言えないがすごくシンプルに伝わってくる映画だなと個人的には思いました。監督の意図した受け取り方をしているかわかりませんがすっと自分に消化できる作品でした。

「アニメ監獄学園を創った男たち」ハナムラ

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アニメ監獄学園の制作ドキュメンタリー的な漫画。といってもドキュメンタリーとしての側面よりギャグ漫画の要素の方が強い。個性豊かなスタッフ、声優の紹介と阿呆らしいと思われることに全力を尽くす大人たちが描かれている。制作に関わる内容というより、制作のパッションを描いた作品。くだらなくも熱い仕上がりです。

「ヴォイニッチ魔術の実践」ソルフェジオ・トーンズ

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日本のヒーリング?アーティスト、ソルフェジオ・トーンズのアルバム。解読不能の謎の古文書、ヴォイニッチ手稿を音にしてみました、という、いよいよ本格的にオカルトじみた作品。シータ波がどうこう書いてありましたがよくはわかりません。この感じ、すげぇ好きですね。思考先行のコンセプチュアルなアートという感じ。よくわかりませんが実際の音源の出来も個人的には好きです。キラキラした妙な和音のドローンミュージック。単純に癒されます。曲ごとの違いも今回はよくわからない!ただこれまで紹介したソルフェジオ・トーンズの音源の中で一番音楽的ではないでしょうか?余計な音が全く入っておらず展開もなく、ただいい音。これってかなりの癒しですよ。いろいろ入ってるとどうしても頭働いちゃいますから。コンセプト込みでおすすめですよ。

ROYAL BLUE OVERDRIVE/MAD PROFESSOR

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MAD PROFESSORのオーバードライブ、ROYAL  BLUE OVERDRIVEのレビューです。所持してるものではなくお店で試奏した感想です。久しぶりに、おお?となる歪みエフェクターでしたのでタイトル通り備忘録として。

いわゆるトランスペアレント系の歪みらしいのですが、これ試奏した感じだとすごくいいです。非常にナチュラルな歪み。ギターの元の音を殺すことなく歪ませることができます。レンジが広く高域も低域もバランスよくでています。コントロールもゲイン、ボリューム、トラブル、ベースと迷うことなく操作できます。効きも良い。トランスペアレント系は歪み幅は大きくない系統なのですが、これはクリーンブーストから割とがっつりした歪みまでカバーできます。さすがにハイゲイン、とまではいきませんがブリッジミュートが映えるくらいの歪みまでは全然いけちゃいます。メイン歪みとして充分使える歪み幅です。メタル、ハードコアには少し足りないかも。値段も馬鹿高いわけではなく、まぁ安くはありませんが、かなりおすすめです。自分も久しぶりに歪みエフェクターほしくなってしまいました。okkoのdiablo気に入っているし金もないので即買いはしませんが。2019年7月末発売のsupremeという2in1の歪みエフェクター、片方がROYAL BLUE OVERDRIVEがベースになっているみたいです。こちらも3万くらいですが非常に気になるところ。経済的余裕があれば買ってましたね。ROYAL  BLUE OVERDRIVE、試奏しただけなのでなんとも言えませんが欠点らしい欠点のない素晴らしいペダルです。自分の機材環境で試してみたいですね、今度は。

「Sweet Spot」ゆらゆら帝国

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ゆらゆら帝国の最後から2枚目のアルバム。ラストアルバム「空洞です」が、ゆらゆら帝国というバンドのエンドロールであり坂本慎太郎ソロへの布石だとしたら、こちらはゆらゆら帝国のクライマックスといってもいいのではないでしょうか?荒々しさも消え、熟成された気持ち悪さが一番出ている、これぞゆらゆら帝国というアルバムです。「急所」などテンポ早めでガチャガチャした曲もあるのですが勢いでやっている感じではなく、しっかりつくりこまれている印象を受けます。初期のようなオルタナティブロック感ではない激しさです。そして、このアルバムを象徴する曲としてMVも作られている「タコ物語」が挙げられます。ブッチブチのファズ、不穏な音使い、大人しくも手数が多く変なドラム、うねうね動き回るベース、これぞ空洞ですに入る前のゆらゆら帝国だ、と思わせる楽曲です。アルバムリリースを重ねるごとにわかりやすく進化していく素晴らしいバンドでした。生で観れてよかった。解散が悔やまれます。ずいぶん前の話ですが。