kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

「 劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕」湯山邦彦

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ポケモンアニメ映画。小学生の時やっていた作品。ポケモンのデザインはポップで秀逸。かわいいので気分良く見られる。ポケモンが動いているのが好き。何個か見たけど初期ポケモン映画はすごくまとまってていい。第一作は衝撃のクオリティだけど、それに劣らずしっかり作られている。ちゃんと教訓のようなものもあるというのもいい。ルギアがかわいい。敵の大人のサイコパス感がじわじわ面白い。あとサンダーの声がやばい。終盤のサトシのお母さんの話が独我論にもつながる存在論みたいな感じでおもしろかった。

名探偵コナンドラマスペシャル「工藤新一の復活!黒の組織との対決」岡本浩一

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漫画名探偵コナンの実写作品。これはすごい。出オチ、かと思いきや飽きのこない波状攻撃。なぜ見たのかわからないけど見てしまったえげつない作品。

まず、ジンという人物の登場シーン。学園祭のウィッグのような質感にみえる銀髪がやばすぎる。佐々木蔵之介さんは昔からかっこいいなーと思っていて素敵な俳優さんだなと思っているのですが、これはやばかった。演技がいいのにウィッグや服装のせいで良さが伝わってこない。というか笑ってしまう。

そして、コナン君と哀ちゃんは割といい感じの子役だったのだけど、衝撃の口パクにアフレコ。声優はアニメと同じ高山みなみさんと林原めぐみさん。海外の方が出ている再現ビデオの吹き替えのような質感。いつまでも消えない違和感。逆にすごい。

小栗旬さんの新一のバーローにも笑った。陣内孝則さんの小五郎もいい感じだけど、ふざけすぎてて笑った。俳優さんたちはいい演技してるとおもうのだけど話の内容などヤバすぎる点が盛り沢山でたくさん笑った。

異様な作品だった。なかなか超えられないであろうヤバさがおもしろい作品だった。

「古風」冥丁

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日本のアンビエントアーティスト冥丁さんの新譜。日本の湿度を感じさせるエレクトロニカ。今まで聴いた怪談、夜分の二作品よりキャッチーな仕上がり。じっとり感はこれまでより控えめだけどしっかりした冥丁節を感じる。近代の感じから現代の感じに近づいた気もする。江戸から大正〜昭和へ、みたいな。相変わらず音が素敵。今回はメロディの存在感が強い。冥丁さんらしさを感じさせながらもこれまでの音源と差別化もしっかりされていて素晴らしい。日本の夜に最高のエレクトロニカです。

古風

古風

  • 冥丁
  • エレクトロニック
  • ¥1833

「星の王子さま」サン=テグジュペリ

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フランスの作家サン=テグジュペリの作品。児童文学という形ではあるがかなり深みのある内容。そして非常にそれが伝わりやすい。わかりやすく気付きを与えてくれる。権力、酒、数字、仕事、虚栄心、そのようなものの虚しさを教えてくれると共に、世界に残された美しさや素晴らしい部分について考えさせてくれる。いろいろ余裕がなくなって自分を見失ってしまっている時に読み直したい。

 星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま (新潮文庫)

「PERFORMANCE IN NEW YORK: async」坂本龍一

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現代音楽家坂本龍一さんのライブをフルでおさめた映画。同名のアルバムも素晴らしかったけどこちらも本当に素晴らしい。ここ数年見たライブ映像で一番テンション上がった。主旋律もすごくいいのだけど後ろでなってる音が兎に角素晴らしい。プリセット感のないこだわりぬいた音。メロディは幅広く受け入れられる美しさ。コアなファンにも音楽をあまり聴かない人にも美しいと思わせる説得力がある。自分も自分が最高だと思える音を突き詰めて鳴らしたい。それはバンドの方よりソロのアンビエントの方で。バンドの方は伝わることに重きを置きたい。もちろんその意味で最高だと思える音は目指しますが。

「よくわかる農家の青色申告」全国農業会議所

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青色申告に関する手引書。しっかりとした内容。紙で申告するためには必要不可欠かもしれない。ただ公的文書のような内容でこれを読めば青色申告について簡単に理解できるというものではない。実際作業する際のリファレンスとして使用するのが適しているように思われる。

コンピュータ上で書類作成していく場合どうなるか、必要かどうかなどはわからない。

今一度いろいろみて学んで青色申告について学ぶ必要がある。

 

「超速!最新日本近現代史の流れ」竹内泰睦

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先日紹介した日本史の参考書の続編。大政奉還から現代(小泉内閣)まで。こちらもやはり面白い。現代に近づくに従って細かく複雑になっていくのは哲学史も同じ。段階を追って理解していくとわかりやすい。石原莞爾さんをかっこよく描いている等、人物のキャラクター性をわかりやすく描くことで楽しく日本史を知ることができる。歴史を学ぶ上で大切なのは今の自身の状況に落とし込んで考えることだと思う。歴史に残っているのは大概失敗の記録である。同じ轍を踏まぬよう意識できるように吸収していくことが大事だと思う。大人になったら使わないとよく言われる学校教育の内容だが今考えると非常に有用だと思われる。学習内容の意義深さを伝えきれていないことの方が学習内容よりはるかに問題だと思う。自分も昔はこんなん覚えたってしょうがないじゃんと強く思っていた。面白い先生の授業は聞いていたけどそれ以外は無駄だと思って軽視していた。学習内容含め。真面目にいろいろ取り組むようになって真面目にやっておけばよかったなと思う時がしばしばある。当時、学校の先生に言われていたことと別のニュアンスで。とはいえ、嫌なことばかり覚えているから正当な評価ではないのですが。と、この文章を書いていていろいろ思ったわけです。

取捨選択をしつつも今の自分に有用だと思われること以外も本気で取り組んでいくことが大切だなと思いました。

理性でものを捉えようとすると結局小さくしか捉えられない場合が多い気がする。無理して無駄なことをやることで自分の枠を超えたものが得られるような気がしている今日この頃です。