kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

農業

「野菜の垂直仕立て栽培」道法正徳

これまた以前投稿していなかったものです。 以下本文です。 道法正徳さんの垂直仕立てについての入門書。写真や図が多く、品目ごとの栽培法もあり非常にわかりやすい。 植物ホルモンの仕組みについて軽く説明されているがそこではなく実践についてが主な内容…

「病害虫に効く自然農薬」学研

唐辛子やドクダミなど化学薬品を使わない自然農薬を紹介する本。焼酎や酢などは使用するが基本的に容易に作れるものを紹介している。また、使い方や効果だけでなく自然農薬そのものについても説明してくれるパッと見てすぐ使える素敵な本。いろいろ載ってい…

「自然農法で楽しむ はじめての野菜づくり」学研ムック

とてもわかりやすい上に内容も非常に面白い良書。自然農法や自然栽培などをやりたい人は読んでみても良いのではと思います。特に、一般的な質問に、川口由一さん、徳野雅仁さん、木嶋利男さん、竹内孝功さんの4人の答えがそれぞれ載ってるのが面白い。それぞ…

「よくわかる農産物加工ガイド」真部孝明

農産物の加工に関する本。加工品を扱うために何をすべきかと具体的な商品例がのっている。具体的に重要なのは3点。 ・食品加工の申請に当たっては保健所に相談する。 •申請前に加工品の原料、包装形態、品名などの計画書を作成する。必要な施設とそのレイア…

「野菜の植え合わせベストプラン」竹内孝功

コンパニオンプランツについてわかりやすく楽しく学べる本。人物相関図のようにコンパニオンプランツが学べる。実践的な植え方の提案もある。なかなか複雑な植え方なので家庭菜園規模ならいいけどそれ以外では大変かも。品目ごとの育て方や植え方、特徴など…

「コンパニオンプランツの野菜づくり」木嶋利男

コンパニオンプランツの具体例がのっている素敵な本。植え付け例もわかりやすい。生育促進、空間利用、害虫忌避、病気予防などアイコンが分けてあるのもいい。コラムにある生やしておくといい雑草という部分がすごくいい。全体的にコンパニオンプランツにつ…

「自然農を生きる」沖津一陽

自然農を生業として実践し成立させている沖津一陽さんの著作。具体的なメソッドではなく姿勢について述べられている。自給に限定したり経営については語られなかったりということが多い自然農において、生業としての自然農について語る珍しい本。ただのフォ…

「 はじめての自然農で野菜づくり」川口由一

以前、こちらのブログで紹介した川口由一さん監修の「自然農」という本とほぼ同じ内容。以前紹介したものは完全版とついてるだけあって、こちらの本より詳しく自然農や川口さんについて知ることができる内容となっている。種まき期の一覧表がそちらにあった…

「堆肥の作り方・使い方」後藤逸男

堆肥の基本的な知識についての本。家庭菜園向けの堆肥についての本。堆肥の基本的な知識がのっている。終盤に緑肥の基本的な知識についても載っている。家庭菜園向けのメソッドはのってるけど農業のしてやるには規模感が少し違うかも。参考にはなります。 以…

「野菜の生育診断&回復ワザ」『やさい畑』菜園クラブ

図や写真などを用いて非常にわかりやすく野菜の状態異常とその対処法について教えてくれる本。とてもわかりやすいし、経験と照らし合わせてなるほどと思うことも多かった。回復ワザに関しては薬や肥料を使うことが前提なので自分のやり方とはマッチングしま…

「稼げる!新農業ビジネスの稼ぎ方」山下弘幸

農業参入に関するビジネスの本。具体的なメソッドというより農業をビジネスとして捉える姿勢についてが内容の中心になっているように感じた。内容はエキセントリックなものではなく常識的で安定感があるもの。生き方について深く考える段階より前の稼いで幸…

「よくわかる農家の青色申告」全国農業会議所

青色申告に関する手引書。しっかりとした内容。紙で申告するためには必要不可欠かもしれない。ただ公的文書のような内容でこれを読めば青色申告について簡単に理解できるというものではない。実際作業する際のリファレンスとして使用するのが適しているよう…

「農家が教える混植・混作・輪作の知恵」農文協

混植・混作・輪作についての様々な記事を集めた本。体系的に書かれたものではなく、関連する記事を集めたもの。 以下、気になった点のメモ。 ・ハーブをコンパニオンプランツとして トマト バジルミントセージタイム ナス タイム じゃがいも わさびだいこん…

「はじめてのハーブ」高浜真理子

様々なハーブとその栽培方法が載っているハーブについての本。非常に基本的なことが書いてある。プランター栽培やキッチン栽培など基本的には個人小規模栽培を想定して書かれている。様々な種類のハーブが載っているので入り口としてはいいと感じました。良…

「絵でわかる儲ける農業簿記会計」全国農業経営専門会計人協会

農業簿記の基本テキスト。基本的な知識を得ることができるし困った時の教科書として使える。しかし、実践がいまいち見えてこない。具体例もあるのだけどトータルでどんな感じになるのかわかりづらい。個人的にはもう一冊読んで理解を深めた上で改めて読みた…

「栽培学批判序説」藤井平司

栽培学についての本。 目先の経済、自然の複雑さを無視した自然科学、表面的な便利さ、そのようなものにとらわれて、より忙しくより貧しくなっている農家にこそ読んでもらいたい著作。 植物本来のあり方、自分の求める金に踊らされない豊かさをしっかり考え…

「緑肥を使いこなす」橋爪健

緑肥の基本について書かれた本。緑肥の基本的な知識、具体的な種類毎の使い方、播種期やすきこみ方、具体的な実践例などが書いてある。基本の部分を理解した上で、実際に使う時にリファレンス的に使うのがよい。緑肥を使いこなす―上手な選び方・使い方作者:…

「畑仕事の十二カ月」久保田豊和

暦に学ぶ野菜づくりの知恵 畑仕事の十二カ月作者:豊和, 久保田発売日: 2008/12/01メディア: 単行本 農事暦に合わせて畑の一年の流れを紹介する著作。大規模工業農業ではない形の自然に沿った農業の一年が季節の知らせとともに紹介されている。暦や花、生き物…

「野菜つくりと施肥」伊達昇

施肥の基本を教えてくれる著作。施肥についての基本的な考え方から作物ごとの具体的な施肥方法まで載っている。施肥に困ったらこれを読むとよい。 以下、メモ。 ↓↓↓ 1.育て方について 葉の良し悪し 見分け方の図が載っている。 窒素過多は軟弱徒長を引き起こ…

「無[Ⅲ]自然農法」福岡正信

自然農法家、福岡正信さんの無シリーズ3巻。この巻は福岡正信さんの自然農法について一番具体的に書かれている。 果樹園の作り方、野菜の輪作について、米麦不耕起連続栽培についてなど。作物ごとの細かい栽培法などが載っているわけではないが自然農園の始…

「これならできる! 自家採種コツのコツ」自然農法国際研究開発センター

自家採種の基本から実戦まで幅広くカバーした本。自家採種の基本的な部分や各品目の具体的な方法などがのっているのでかなり参考になる。完全な初心者には分かりづらい部分はあるかもしれないが基本的には初心者向き。自家採種に適した品種の名前なども載っ…

「農業技術検定<3級>テキスト」全国農業高等学校長協会

農業、畜産、林業などの基礎的な知識のテキスト。範囲は非常に広いので知らなかったことを知ることができた。実用性はあまりないと思うが、一般常識を知る意味では有用だと思う。改訂 日本農業技術検定(3級)テキスト―文部科学省新学習指導要領準拠メディア: …

「無[Ⅱ]無の哲学」福岡正信

自然農法家、福岡正信さんの書。福岡さんが哲学について論じたもの。ベースにある思想は無[Ⅰ]と同じものである。基本的な主張も同じものであるが、より哲学に踏み込んでいる。 この書から学ぶべきことは多い。その中でも一番感銘を受けたことは、先人の知恵…

「日本の農と食を学ぶ」農文協

日本農業検定3級対応のテキスト。農業と食に関する常識的なことが書いてある。日本農業検定を受けるつもりなら安いので買って損はない。 私は農業技術検定を受けて見ようと思っていたのに誤って購入してしまった。購入したのでとりあえずすべて読んでみた。…

「無[Ⅰ] 神の革命」福岡正信

自然農法家、福岡正信さんの思想書。農家の著作と思われるかと思うがしっかりとした思想家の著作である。 主張されていることを大きくまとめると、 ・無知の自覚(人知の否定) ・分別及び価値判断の否定 ・不可逆的文明の否定 である。 中でも分別及び価値判…

「 あなたにもできる 農業・起業のしくみ」神山安雄

以下、読んだときのメモと感想メモ。 2006年のもの。 ☆相談と情報収集 ・新規就農センターに相談 ・ふるさと回帰支援センターを見る ・まちむら交流きこうふるさとデータベースを見る ☆農業をはじめる道筋 情報収集 相談 見学体験 経営ビジョン 技術習得 資…

「川口由一 自然農」川口由一

川口由一さんの自然農の概要と作業についての本。 第一章は、川口さんの ・耕さない ・農薬、肥料を持ち込まない ・草や虫を敵にしない の自然農三原則についての説明があり、その次に川口さんが開いた農業塾についてとよくある質問に答えるという内容がくる…

「農家が教える自然農法」農文協

月刊雑誌、現代農業の自然農法に関する記事を集めてカテゴライズしたもの。自然農法のメソッドなどが体系的にまとめられているようなものではなく、実例を、無施肥、無農薬、草生、不耕起、自家採種の五つのパートに分けて紹介する。自然農法の入り口として…

「ぐうたら農法」西村和雄

草生栽培、不耕起栽培、低投与型有機栽培をバランスよく使った"ぐうたら農法"についての本。ぐうたら農法とあるが、農薬や化学肥料に頼った現代の農業より圧倒的に手間暇がかかる。これは楽をするための農法ではなく、自然と共生し安心安全な美味しい野菜を…

「ニームは地球を救う」稲葉眞澄

インド、ビルマ原産とされているミラクルツリー"ニーム"を紹介する著作。農業だけではなく、その他の分野での利用法や効能なども紹介している。 以下、箇条書きにてまとめ ・ニームという植物は250種以上の虫を防ぐといわれている ・殺虫、防虫、土壌改善、…