kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

漫画

「バナナは原稿料に入りますか?」松本勇祐

全1巻。なんとなくジャケ買いししてしまった。裏表紙に出オチ感満載と書いてあったがまさにその通り。漫画家がチンパンジーであるという作品。力を抜いて読める作品。キャラの可愛さはありますが少々イキオイ任せな雰囲気もあったりする(笑) バナナは原稿料…

「ねこ神さま」ねこぢる

ポップでかわいい絵柄のエグい風刺漫画。作者であるねこぢるさんから見えた社会がまっすぐ描かれている。普段忘れがちな真っ当な疑問がわかりやすく提示されている。あとは生活における不平不満をすっきりさせてくれる勧善懲悪(?)かはわからないけど腹立たし…

「エンジェル伝説」八木教広

全15巻。ほんとに素敵な作品。古き良きジャンプの漫画、という印象。とはいえテンプレ王道なジャンプ漫画という感じからは離れた一癖ある作品。アンジャッシュのコントのような誤解を駆使した展開に個性的なキャラクターがうまく絡んでいる。ギャグとともに…

「ポプテピピック second season」大川ぶくぶ

続編。やはりどう考えても同じ世代としか思えない。あまりにピンポイントにノスタルジーを刺激してくる。大流行しているが個人的にはある世代だけで共有したかったという独占欲が湧いてくる。みんな知ってる、より、俺ら的にあーってなる、みたいな感じで共…

「ポプテピピック」大川ぶくぶ

昨年大流行した自称とびっきりのクソ4コマ漫画。基本的にはナンセンスギャグやパロディ。自分と世代が近いのではと思われるネタの数々。なぞの懐かしさが湧き上がってきます。エポックメイキングな作品かもしれません。ポプテピピック (バンブーコミックス W…

「リスボックリ」大川ぶくぶ

ポプテピピックで一世を風靡した大川ぶくぶさんの作品。リスが主人公だが基本的にはポプテピピックと同じ雰囲気。友達と話しているようなネタが親近感と懐かしさを感じさせる。なんかいいなーとなります。あまりに流行したので今後この手の漫画家さんはやり…

「遠浅の部屋」大橋裕之

大橋裕之さんの自伝的漫画。大好きな漫画家さんの一人。漫画家を目指す人や芸術で生計を立てたいと思っている人におすすめしたい。あとはつげ義春や福満しげゆきが好きな人にもおすすめしたい。 大橋さんが高校卒業後、一人暮らしをしてから実家に帰るまでを…

「ぷちマンガでわかる量子力学」石川憲二

量子力学をわかりやすく解説した漫画のある本。哲学と物理学が非常に密接に関係していることを気付かされる。途中までは哲学領域の話のようであるが段々と数式などが絡んでくる。最終的には数式を理解していないと理解できない内容になる。大まかな歴史を知…

「永沢君」さくらももこ

さくらももこの短編。全1巻。ちびまる子ちゃんの登場人物、永沢君を中心とした中学生の話。人間を丁寧に描いていて非常に面白い。登場人物の人間のダメな部分を笑うと同時に心当たりがあるなー、と思わされる。冴えないということは謎の愛おしさがある。自分…

「男子高校生の日常」山内泰延

ゆるーっとした日常系ギャグ漫画。全7巻。登場人物の報われない気遣いが本当に心に沁みる。ゆるい空気とその気遣いでホッとできる暖かい作品。自分も見習いたいと思いました。慢性的自己犠牲。登場人物の女性がほぼ全て強かったり自由奔放だったりする。女性…

「オッドマン11」道満晴明

道満晴明さんの作品。ひとりの普通(?)の女子高生が異形の女子高生とバトルするという流れの異常な日常漫画。相変わらずパンチある。続刊情報はありません。流れはありますがショートストーリー形式です。オッドマン11人全員が出ないので大変続きが気になる…

「動物たち」panpanya

panpanyaの動物が登場する短編集。女の子も動物もとてもかわいいポップでシュールな作品。例えるなら相対性理論みたいなつげ義春。緻密に描かれた薄暗い背景と鉛筆で書いた線の少ない可愛らしいキャラクター。最近っぽいといえば最近っぽいですが、かなり好…

「節約ロック」大久保ヒロミ

全1巻。浪費癖のある30歳の手取り20万円会社員アマチュア貧乏ロッカーが節約を始める話。具体的な節約法が書いてあるがギャグテイスト。実際自分がやったことがある堅実じゃないあほーな節約法がほとんど。それでも他人事とは思えない。くだらない雰囲気が…

「臆病の穴」史群アル仙

史群アル仙の短編集。全2巻。レトロな画風で寂しい感じの話が多い。藤子不二雄のSF短編集のような空気感かな。でもこちらはなんだかんだで心が暖かくなる話が多い。寂しいけど優しい。一つ一つの話も短いので忙しい時なども気軽に読めます。[まとめ買い] 臆…

「とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話」佐倉色

佐倉色さんのエッセイ漫画。全1巻。業界の闇をポップに綴った作品。かわいい絵柄とポップな雰囲気であるが内容はがっつりドキュメンタリーな感じ。漫画業界に存在する不条理と世の中に存在する善意を両方しっかり描いていて最終的に希望を与えてくれる作品…

「なくてもよくて絶え間なくひかる」宮崎夏次系

宮崎夏次系さんの恋愛もの。全1巻。短編が多いイメージでしたが、最近ちょいちょいそんなに長くない長編(といっても1巻とか)をかいている気がします。かわいい力の抜けた絵とシュールかつグッとくる感じがとても好きな漫画家さんです。数少ない新刊が出たら…

「少女終末旅行」つくみず

つくみず先生の初連載?作品。全6巻。 ゆるふわなディストピアもの、と見せかけて、しっかり重みのある内容。最近ありがちな鬱展開おしまくったり過激な描写に走ったりというのではなく、さりげなく、なおかつ、根源的な問いやそれに関する考えが散りばめら…

「花とアリス殺人事件」道満晴明

岩井俊二原作のコミカライズ作品。 道満晴明先生はクセが強いかわいい感じの絵でクセが強いかわいい感じの話を描くという印象をもってました。ポップなグロが多いです。「ぱらいぞ」という作品の下ネタがくそ下らなくて素晴らしい。長編の「ヴォイニッチホ…

「ゆうやみ特攻隊」押切蓮介

押切蓮介さんの長編ホラーバトル(?)漫画。全13巻。 なかなかエグい表現が多いのですが少年漫画のような胸が熱くなる作品です。 一巻の後半まではオバケバトルギャグ漫画です。別の作品かな、というぐらい空気が違います。一巻の終わりぐらいからシリアスな…