kazki//okadaの備忘録

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「A Shadow in Time」William Basinski

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現代音楽家William Basinskiの音源。アンビエント色の強いネオクラシカルという感じですがミニマル感が強い作品。他にもこのような音源あるけど本作もWilliamBasinskiさんのそのパターンの作品。個人的には何種類聴いても心地いいし旋律が違うのでパターンが同じでも飽きない。むしろ、これこれ!となります。同じパターンだと肯定的に捉えられない場合も多いのですがこれに関してはすごく好き。進化しない感やスタイルに固執してる感がなくこれがいいからこれをやってる感を感じるからかもしれない。あくまでも主観的な意見。軽薄さは感じられない。またこのパターン感、ミニマル感がトリップさせるような心地よさを生み出している。意識的にではなく無意識的に聴く音楽。空間を飽和させるような音楽。自分で音楽を作る時は強く意味を付与しがちですが、リスナーとして音楽と接する時は割と心地よければなんでも好きになります。一人でアンビエントやってる時はこっちに近いかもしれないけど。この音源も高尚な目的において意味づけされたものかもしれませんが自分は意味を掘らずただ脳に染みてくるに任せてます。禅でいうと公案ではなく座禅。自分にはどちらも必要ですね。