kazki//okadaの備忘録

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「常田大希東京混沌」高橋隼人

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ロックバンドKing Gnuのギタリスト、millennium paradeのコンポーザー常田大希さんのドキュメンタリー映画。非常に為になる作品だった。真面目に音楽を作る、しっかりこだわって作ることの面白さが伝わってくる映像だった。あとはいろいろな楽器を弾けること、ある程度エンジニア的なことが出来ることが音楽をより楽しみよりいい形で発信することにつながるというのも感じた。大変そうだけど楽しそうだなと思った。自分は納期や金銭、コンプラなど気にしながら音楽を作る意欲も才能も備わってないし育てる気もないので職業音楽家になりたいとはあまり思えないけど、突き詰める姿勢や様々な楽器を弾きこなす力、エンジニア的なスキルは自分がいい音楽を、本当にやりたい音楽をやる上で必須だと思った。一時期練習しててやめてしまったけどやっぱ鍵盤は弾けた方がいいなと思ったし、ベースも最低限とかではなく本当にいいベース弾ける方がいいなとも思った。リズム楽器もそうだけどドラムは流石に環境的にも厳しいのでシンセや打ち込みもちゃんとできるようになりたい。納期や金銭や縛りがないからこそ本当に自由に突き詰めた音楽ができる部分もあると思う。だからこそちゃんとやって自分で納得できるものを作っていきたい。改めてこういう気持ちにさせてくれる素敵な作品だった。

こっからは余談ですが、個人的にはKing Gnuよりmillennium paradeより常田さんのソロのチェロが好き。チェロに詳しくないからかもしれませんがこれは本当にめちゃくちゃかっこいい。本気でかっこいい。あと常田さんが19歳くらいの時メジャーのラーベルに持ち込んでかっこいいけど金にならんと跳ね返されたという曲もすごくかっこよかった。すげぇなぁとなるクオリティ。クオリティというか単純にかっこよかった。King Gnuが好き!というわけではないけど見てて面白い映像作品だし、そもそも常田大希さんという人がKing Gnuに興味ない人でも面白いと思える人物だと思う。

どうでもいい話だけど密着取材みると、まさかのチャーミングな雰囲気も素敵だなと人間としても魅力的な人だなと思ってしまいました。輩だと思ってて申し訳ございません。

*この映像作品はNetflixで配信中です。