kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

「漁港の肉子ちゃん」渡辺歩

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日本のアニメ映画。ゆるふわな感じかなと思ってだらっと夕飯ついでに見てみようと思って適当に流してみたら普通にけっこう好きな感じだった。ベタかもしれないし特別な演出とかはないけどシンプルでよかった。ぱっと見の印象と違って子供向けの作品ではないなと思った。失敗や恥などを多く重ねた人に向けた人間讃歌というか、全体的に共感性羞恥みたいなものを呼びつつも何か全肯定的で夢がないのに夢があるいい雰囲気だった。負けるが勝ちというのとはまた違うと思うけどいいなと思った。何の前情報もなしに見てみたけど、それがまた良かったかもしれない。タレント声優は個人的に苦手なのだけど本作については、すぐ気がついたけど悪い方向に作用してなかった。主人公(?)の女の子の声と関西弁が妙に心地よかった。一般的なアニメ作品としては声が浮いている感じがするかもしれないけど説明しがたい心地よさがあった。それは所謂プロの声優さんからは出ないかもしれない。中域が少なくて少し抜けない感じ。自分にもよくわからないけど。

そこは置いておいて素直な気持ちで少し退廃的で肯定的な気持ち良さを楽しめた。画像や監督さんの名前を調べるとき入ってきた情報を後から見て、もしかしたら情報先に見てたらノイズになってたかもと思った。諸情報にあまり影響されず純粋に作品の好き嫌いで物を見れるように心がけたいなと思った。難しいけど。