kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

「Hugar」Hugar

CD

アイスランドのポストロックユニットHugarの音源。アンビエントくくりにされることもあるけどネオクラシカルやポストロックといった方がしっくりとくる。アイスランドはポップミュージックも含めアイスランド色が濃い印象があってHugarもその印象をさらに強…

「parting is such」michael garrick trio

CD

ジャズピアニストmichael garrickのトリオ編成の音源。尖りすぎずありきたりすぎず、すごくいい音源。すごく落ち着いて聴ける。曲は落ち着いてる系というわけではないけど。割と変なコードも使うし、テンションも高め。現代的とまではいかないけどモダンな印…

「西田幾多郎-生きることと哲学」藤田正勝

日本の哲学者、西田幾多郎についての新書。西田の生涯、思想の背景、哲学について丁寧に書かれている。 まずはじめに西田がどのような人物でどのような生涯を送ったかが述べられる。 次に最初の著書「善の研究」を中心に、主客未分、純粋経験など初期の西田…

「Antem」Ralph Towner

CD

ジャズギタリスト、ラルフ・タウナーの音源。アコースティックギターのインスト楽曲。ひっかかりがありつつも美しい旋律。表面的な技巧ではなく音楽的技巧というか、奏法で派手さではなく音の運びなど本当にすごいと感じる。アコースティックギターの素晴ら…

「musique automatique」Aldo

CD

YouTubeにルーパーなどを使い一人で音を組み上げていく動画をあげているソロアーティストAldoのアルバム。アンビエント、lo-fi hip hop、ジャズなどがいろいろ混じった素敵な音楽。演奏動画が素晴らしい。ルーパー、ギター、シンセを上手く使いこなしている…

「ねこぢるだんご」ねこぢる

ねこぢるさんの短編集。かわいい絵柄とハードコアな内容、グロめの描写は相変わらず。近頃のかわいい絵柄で重い内容とは別の質のもの。もっとパンク寄りで心理的な重さはなく、さらっとしていて、それでいて本質を突くような感じ。こちらの短編集はアニメね…

「坊主DAYS」杜康潤

実家が臨済宗の寺である作者のエッセイ漫画。臨済宗について、禅について、住職である兄が住職になるまでのことが書いてある。個人的に曹洞宗が気になっていたので近い禅宗である臨済宗の話は非常に面白かった。あと現在の僧侶について少し知ることができた…

「flowering」TK from 凛として時雨

CD

日本のロックバンド凛として時雨のボーカルTK氏のソロプロジェクト音源1枚目。スリーピースバンドという枠を超えてピアノ、ストリングスなども取り入れた作品。基本的には凛として時雨と変わらないが楽器の分、表現の幅が広がっている。激しい曲は特に違いが…

「プロメア」今石洋之

アニメ制作会社triggerが制作したアニメ映画。監督はキルラキルなどの今石洋之さん。今石作品全開の作品。線や色彩の感じがこれまでの作品と少し違って線が細くパステルな感じ。とにかく派手に動く。色も展開も派手。ストーリー天海自体は特別なものは感じな…

「Mirror Reaper」Bell Witch

CD

ベースとドラムのドゥームメタルユニットBell Witchの音源。1曲1時間半くらいという音源。ギターにしては音が太すぎるけどベースにしては上に音域広いなぁ、もしかしてBass Ⅵとかかな?と思っていたら6弦ベースを使用してるらしいので、おそらくそんな類の機…

「ナマで踊ろう」坂本慎太郎

CD

元ゆらゆら帝国のギターボーカル坂本慎太郎氏のソロアルバム。路線としてはゆらゆら帝国ラストアルバム空洞ですの延長。バンドに縛られず音楽を奏でている。ゆらゆら帝国にギターロックを求めていた人には物足りなく感じる部分もあると思われる。ゆらゆら帝…

「さよならタマちゃん」武田一義

全1巻。35歳の漫画家アシの作者が精巣腫瘍という癌にかかって回復するまでの話。癌という病気、闘病する人々の様子、漫画家という夢を追う生き方、生活、家族、いろいろなことを考えるきっかけをくれる作品。決して他人事ではない。デフォルメされたかわいい…

「Alter」Sunn O)))&Boris

CD

ドゥームドローンユニットSunn O)))と日本のストーナーロックやノイズアンビエントなどをやっているバンドBorisがコラボした音源。Sunn O)))の重厚なサウンドが重苦しくも美しい楽曲とうまく交わっている。楽曲の方はBoris由来なのかもしれない。少しだけ音…

「Streams」Jakob Bro

CD

ジャズギタリストJakob Broの音源。3人編成なのでJakob Broのギターがしっかり堪能できる。4人編成の音源もよかったけど個人的にはトリオ編成が好き。モダンジャズにカテゴライズされるけどなんというかギターアンビエントに非常に近い。しっかりジャズなの…

「live at Rome Olympic Stadium」Muse

CD

イギリスのロックバンドMuseのライブ盤。音質は聴きやすい感じ。新しめの曲も収録されている。個人的に初期の名曲new born、plug in babyが入ってないの姿勢としていいなと思いつつ、ちょっと聴きたかったなとも思いつつ。演奏がしっかりしているし、ギター…

「はじめてのハーブ」高浜真理子

様々なハーブとその栽培方法が載っているハーブについての本。非常に基本的なことが書いてある。プランター栽培やキッチン栽培など基本的には個人小規模栽培を想定して書かれている。様々な種類のハーブが載っているので入り口としてはいいと感じました。良…

「来る」中島哲也

渇き、告白などの監督、中島哲也さんの監督作品。フライヤーに最恐エンターテインメントと書いてあるが、そんな感じかも。最恐かはわからないけど。渇き、もそうだったけど思い切りやっててなかなかに笑える。渇きも十分なやり過ぎ感があったけど、今回はそ…

「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」内乃秋也×茂木完田

全8巻。タイトルから非常にしょーもないギャグ漫画かと思われるかもしれないが意外にもそうではない。たしかにギャグ漫画ではあるが割としっかりと人間を描いている。人間を描いているというか思春期の男子のダメな部分を丁寧に描いている。主人公のダメな部…

「おむすびの転がる町」panpanya

panpanya先生の短編集。期待をまったく裏切らない。本当に欲しかったものを届けてくれる。かわいくて不思議で、やはり相対性理論的なつげ義春。悪い言い方をすれば予想をまったく覆さない。求めてるものをくれるのでまったく不満はないが人によっては物足り…

「COM LAG」Radiohead

CD

Radioheadのレアトラック集的な音源。hail to the thiefあたりのライブ音源、リミックス、アルバム未収録曲などが入ってる。かなり尖った選曲でレディオヘッドの中でも一番尖った音源ともいいうる。アルバムとしてのまとまりはスタジオ作品に及ばないけどレ…

「ghosts Ⅴ:togather」Nine Inch Nails

CD

Nine Inch Nailsのアンビエント作品群の5作目と思われる作品。4作目に続き本当に最高の音源です、これは。インダストリアルな重めのロックのイメージが強いと思うのですが、この作品群はほんとに良質なアンビエント。音の奥行きや浮遊感、別の空間に移された…

「絵でわかる儲ける農業簿記会計」全国農業経営専門会計人協会

農業簿記の基本テキスト。基本的な知識を得ることができるし困った時の教科書として使える。しかし、実践がいまいち見えてこない。具体例もあるのだけどトータルでどんな感じになるのかわかりづらい。個人的にはもう一冊読んで理解を深めた上で改めて読みた…

「スリーアウトチェンジ」スーパーカー

CD

日本のロックバンド、スーパーカーの初期のアルバム。爽やかな男女ボーカルのギターロック。この音源においては割と普通のロック。メロディがいい。あっさり聴ける反面、個人的には特別な印象は受けなかった。すごくいいとは思うけど。洗練されていると感じ…

「LIVE AND LOUD」Nirvana

CD

グランジロックバンドNirvanaのライブ盤。サードアルバムまでのすべての曲から選んで組んであるのでいろいろな時期の楽曲が楽しめる。そして、演奏も出来上がった状態なので実にいい。スタジオ音源よりいいのではないかと思える迫力。迫力というか何か伝わっ…

「The ピーズ」The ピーズ

CD

日本のパンクバンド、Theピーズ再結成後1枚目のアルバム。熟成された倦怠感が非常に素晴らしい。一曲目の生きのばし、そして、最後のグライダーがこのアルバム、再結成後のピーズをよく表していると思う。どうしようもないけど前に進む大人の姿に勇気付けら…

「メイドインアビス 放浪する黄昏」小島正幸

TVアニメシリーズ、メイドインアビスの劇場版総集編の後編。監視基地を出てからナナチと共に巨人の盃をでるとこまで。こちらの後編も総集編としてしっかりできている。見ていて不自然に感じる点はない。前編と同様、かわいいキャラクターと美しい世界観、陰…

「メイドインアビス 旅立ちの夜明け」小島正幸

TVアニメシリーズ、メイドインアビスの総集編映画の前編。頭から白笛オーゼンの拠点、監視基地を出るとこまで。 大事なところは押さえてあって普通に初見で楽しめる。デフォルメしたかわいいキャラクターと美しい背景、作り込まれたストーリーが素晴らしい。…

「Flood」Spicy Ground Floor

CD

日本のシューゲイザーバンドSpicy Ground Floorの音源。心地よい揺らぎの男女ボーカルとシューゲイズサウンドが爽やか。雑な言い方をすれば初期スーパーカーとマイブラの融合とも言えそう。オルタナティブとポップの塩梅がちょうどいい。しっかり歪んだギタ…

「制服魔法みどりちゃん」水あさと

水あさとさんの制服を着ると魔法が使えるようになる女の子の話を集めた短編集。全1巻。かなりしょーもないがそこがいい。ギャグも水あさとさんらしい感じ。個人的には細部にこだわった微エロ表現に感心した。下品にならず、かわいい要素を全面にだしつつ、実…

「耳をすませば」近藤喜文

スタジオジブリの名作青春映画。久しぶりに見た。懐かしい気持ちになる。中学生が主人公だけど才能がやばい。改めて思った。あとすごく珍しい楽器が登場していることに気付いた。チェロやギターだと思っていたものは、ヴィオラなんとかという楽器やリュート…