kazki//okadaの備忘録

kazki//okadaの個人的な見解やレビューなどを垂れ流します。

CD

「loop」ACIDMAN

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日本のロックバンドACIDMANの初期のアルバム。コードの使い方が秀逸。楽曲構成やテクニック的な部分で複雑化する前の作品という印象があるがコード使いは初期の音源の頃から素敵。壮大なイメージは最初から。インスト曲もいい曲でいい位置に置いてある。バン…

「ニガミ17才a」ニガミ17才

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元嘘つきバービーの岩下さんがギターボーカルのバンドニガミ17才の音源。嘘つきバービーの怪しげな雰囲気がありつつもお洒落な聴きやすさがあるバンド。岩下さんの水木しげる妖怪っぽい声質もバックの演奏が変わるとお洒落感みたいなのを感じる。キーボード…

「フジファブリック」フジファブリック

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日本のロックバンド、フジファブリックの一枚目。不思議な雰囲気のメロディだけどしっかり聴かせてくれるし胸にグッとくる。今の形や、ボーカル志村さん時代の後期に比べ尖った印象。荒削りな良さがある。初期の方が近寄り難い雰囲気あるバンド多いけどフジ…

「Lamentations」William Basinski

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アンビエントの巨匠と言われるWilliam Basinskiの新譜。新譜といっても聴き始めたのは随分前なので出たばっかりというわけではない。そもそもこのレビューブログが何回も聴いてとりあえず味わい尽くしたかな?という感覚になってから記事にしてるので最新の…

「Trickster」Miles Okazaki

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ニューヨークのジャズギタリスト、マイルス・オカザキの音源。コンテンポラリーなジャズ、知らない人が聴いたらジャズなの?となるような現代音楽やプログレ寄りのものではないのだけど、変わった音の運び方や不思議なリズムの癖のあるジャズ。ジャズのもつ…

「むだい」代代代

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関西のアイドルグループ代代代のアルバム。正直これはすごい。J-popにカテゴライズされてるけど、ポップスな訳がない。エクスペリメンタルな方々が多く出るようなライブハウスでの共演を除き、ここ数年で聴いた日本のロックやポップスなどの音楽の中で1番尖…

「In the Pendulum's Embrace」Oren Ambarchi

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実験音楽家Oren Ambarchiの音源。灰野敬二、スティーブン・オマリー、ジム・オルークとかそこら辺の皆様と交流があるアーティスト。実験音楽家とネットで見かけたから書いてみたけど割と聴きやすい音楽。実験的ではありますが。音がとにかく心地よい。本作は…

「×××」輝夜月

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Vtuber輝夜月の音源。あなたへのおすすめで出てきて、以前何かで見かけた時にすげー声だなーと思ったので聴いてみた。うたったらどうなんのかな、と気になった。 聴いてみるとアヒト・イナザワがプロデュースしたのか?!と思うくらいVOLAっぽかった。歌い方…

「some kind of peace」Olafur Arnalds

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アイスランドのネオクラシカルアーティストOlafur Arnaldsの新譜。bonoboなどのアーティストとのコラボ楽曲もあり歌も収録されている。アイスランドらしい冷えた美しさが素晴らしい。ピアノを中心に切なくも胸に込み上げるようなメロディが有機的な印象を伴…

「爆裂トリコさん」tricot

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日本のガールズロックバンドtricotの初期の方の音源。変拍子を駆使したテクニカルでトリッキーなリフとキャッチーなメロディが同居するオルタナティブロック。死んだ祖父など親戚が出てくる長い夢を見て変な感覚で目覚めた時、ギターがジャキジャキなってる…

「カナタ」baobab+haruka nakamura

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アンビエントアーティストhuruka nakamuraさんとbaobabさんの合作音源。たまたまYouTubeか何かでnakamuraさんと誰かのコラボ楽曲を聴いてすごくいいなとなりまして、Apple Musicで検索。探してた音源は見つからなかったけど代わりに聴いてみてよかった。ちょ…

「音楽を捨てよ、そして音楽へ」大森靖子

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シンガーソングライター大森靖子さんのライブ音源。この音源はとてもいい。ライブのクオリティがものすごく高い。初めて見た時、衝撃を受けた。大森靖子さんが売れる前、自分も出た円盤さんのフェスっぽいイベントで別会場で歌っていたのをみて驚いた。技術…

「Gefion」Jakob Bro

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デンマークのジャズギタリストJakob Broさんのトリオ編成の音源。やはりトリオは音がしっかり聴こえるし、ギターも複雑味を持っているものが多いので好き。何枚か聴いているとJakob Broさんのイメージが出来てくる。北欧っぽさとビル・フリゼールさんっぽさ…

「ねえみんな大好きだよ」銀杏BOYZ

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日本のロックバンド、銀杏BOYZのアルバム。前作から6年ぶりくらいだったはず。先に言っておくとこれはすごいアルバムだと感じた。前アルバムリリース以降、オリジナルメンバーの脱退以降、個人的にあまりグッとくる瞬間がなかった。ライブも一度観に行ったし…

「Provenance」Björn Meyer

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スウェーデンのベーシストBjörn Meyerの音源。多弦ベースを用いたアンビエント、ジャズ作品。アンビエントっぽいジャズを多く取り扱っているECMからのリリース。高音域を多用しているためバリトンギターのような響き。音数は多くなく、なおかつ、空間が満た…

「Returning」Jakob Bro

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デンマークのジャズギタリストJakob Broの音源。相変わらずアンビエント寄りの寒い霧の朝のような雰囲気のジャズ。今回はトランペット(多分)もいるカルテット。トリオの方が浮遊感やアンビエント感は強い気がした。メロが強いので一般的には聴きやすいかも。…

「SAPPUKEI」NUMBERGIRL

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日本のオルタナロックバンド、NUMBERGIRLの3rdアルバム。NUMBERGIRLのアルバムの中で一番ジャパニーズオルタナ感が強い。わかりやすく尖っている。音色的にも。金属的な響きがある。個人的にはラストアルバムが好きだけど、本アルバムはNUMBERGIRLの尖り方の…

「Hugar」Hugar

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アイスランドのポストロックユニットHugarの音源。アンビエントくくりにされることもあるけどネオクラシカルやポストロックといった方がしっくりとくる。アイスランドはポップミュージックも含めアイスランド色が濃い印象があってHugarもその印象をさらに強…

「parting is such」michael garrick trio

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ジャズピアニストmichael garrickのトリオ編成の音源。尖りすぎずありきたりすぎず、すごくいい音源。すごく落ち着いて聴ける。曲は落ち着いてる系というわけではないけど。割と変なコードも使うし、テンションも高め。現代的とまではいかないけどモダンな印…

「Antem」Ralph Towner

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ジャズギタリスト、ラルフ・タウナーの音源。アコースティックギターのインスト楽曲。ひっかかりがありつつも美しい旋律。表面的な技巧ではなく音楽的技巧というか、奏法で派手さではなく音の運びなど本当にすごいと感じる。アコースティックギターの素晴ら…

「musique automatique」Aldo

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YouTubeにルーパーなどを使い一人で音を組み上げていく動画をあげているソロアーティストAldoのアルバム。アンビエント、lo-fi hip hop、ジャズなどがいろいろ混じった素敵な音楽。演奏動画が素晴らしい。ルーパー、ギター、シンセを上手く使いこなしている…

「flowering」TK from 凛として時雨

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日本のロックバンド凛として時雨のボーカルTK氏のソロプロジェクト音源1枚目。スリーピースバンドという枠を超えてピアノ、ストリングスなども取り入れた作品。基本的には凛として時雨と変わらないが楽器の分、表現の幅が広がっている。激しい曲は特に違いが…

「Mirror Reaper」Bell Witch

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ベースとドラムのドゥームメタルユニットBell Witchの音源。1曲1時間半くらいという音源。ギターにしては音が太すぎるけどベースにしては上に音域広いなぁ、もしかしてBass Ⅵとかかな?と思っていたら6弦ベースを使用してるらしいので、おそらくそんな類の機…

「ナマで踊ろう」坂本慎太郎

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元ゆらゆら帝国のギターボーカル坂本慎太郎氏のソロアルバム。路線としてはゆらゆら帝国ラストアルバム空洞ですの延長。バンドに縛られず音楽を奏でている。ゆらゆら帝国にギターロックを求めていた人には物足りなく感じる部分もあると思われる。ゆらゆら帝…

「Alter」Sunn O)))&Boris

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ドゥームドローンユニットSunn O)))と日本のストーナーロックやノイズアンビエントなどをやっているバンドBorisがコラボした音源。Sunn O)))の重厚なサウンドが重苦しくも美しい楽曲とうまく交わっている。楽曲の方はBoris由来なのかもしれない。少しだけ音…

「Streams」Jakob Bro

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ジャズギタリストJakob Broの音源。3人編成なのでJakob Broのギターがしっかり堪能できる。4人編成の音源もよかったけど個人的にはトリオ編成が好き。モダンジャズにカテゴライズされるけどなんというかギターアンビエントに非常に近い。しっかりジャズなの…

「live at Rome Olympic Stadium」Muse

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イギリスのロックバンドMuseのライブ盤。音質は聴きやすい感じ。新しめの曲も収録されている。個人的に初期の名曲new born、plug in babyが入ってないの姿勢としていいなと思いつつ、ちょっと聴きたかったなとも思いつつ。演奏がしっかりしているし、ギター…

「COM LAG」Radiohead

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Radioheadのレアトラック集的な音源。hail to the thiefあたりのライブ音源、リミックス、アルバム未収録曲などが入ってる。かなり尖った選曲でレディオヘッドの中でも一番尖った音源ともいいうる。アルバムとしてのまとまりはスタジオ作品に及ばないけどレ…

「ghosts Ⅴ:togather」Nine Inch Nails

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Nine Inch Nailsのアンビエント作品群の5作目と思われる作品。4作目に続き本当に最高の音源です、これは。インダストリアルな重めのロックのイメージが強いと思うのですが、この作品群はほんとに良質なアンビエント。音の奥行きや浮遊感、別の空間に移された…

「スリーアウトチェンジ」スーパーカー

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日本のロックバンド、スーパーカーの初期のアルバム。爽やかな男女ボーカルのギターロック。この音源においては割と普通のロック。メロディがいい。あっさり聴ける反面、個人的には特別な印象は受けなかった。すごくいいとは思うけど。洗練されていると感じ…